一話一膳
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本日のお品書き
本来は小さい皿で少量だけ出す料理だ
ジャガイモとピーマンとベーコンの炒め物
  他人の料理を真似するのも大切だ。
  私は先日、某京成八幡駅近くの「黒ゆでたまご(仮名)」を訪問した。そこで突き出しに出たのは「ジャガイモとピーマンとベーコンの炒め物」であった。突き出しであるから、暖かくはない。しかし、その爽やかさは、空腹を抱えた我ら予備校講師(Bと私)には素敵な料理であった。ジャガイモは腹にたまるのだ。

  この料理を自分で作れないものか?
 
  さて、全ての食材は千切りだ。炒め物の基本は食材のサイズをそろえること。そしてフライパンに入れるタイミングをずらすのがポイントだ。料理によっては油通しのような「炒めの過程を2段階にする」ことも必要だが、これはそうじゃない。やや弱火でキリっと炒めることになる。

◆材料(2人前)
ジャガイモ 1個
ピーマン 1個
ベーコン 1枚
油・塩・コショウ・しょうゆ 適量
みりん 小さじ1
◆手順
1.   ジャガイモを千切りにして水につけてアク抜き(10分でOK)。
2.   ベーコンとピーマンは千切り。
3.   フライパンにサラダ油をしいてベーコンを弱火で炒める。
4.   1分したら3にジャガイモを追加し、軽めに塩コショウをふり中火にする。
5.   3分くらいで火が通ったらピーマンを投入して弱火。
6.   1分でみりんを小さじ1加える。
7.   さらに2分炒め、みりんの水分が消えたら醤油を3滴程度。

  いくつかの小技を紹介する。
  手順3では、フライパンはフッ素コートされた軟弱派がいい。中華なべは強火料理、フッ素コート系は弱火料理に使う。
  手順4では、ビールのつまみにするならコショウを強く。食事に添えるなら味付けは薄めに。ジャガイモはまぜすぎるとベタつくので注意
  手順4から6では、1分くらいフライパンで炒めながら放置しても大丈夫なので、他の料理と平行して作ることができる。
  手順7では、さらに数分炒めてジャガイモを少し焦がすのもいいし、シャッキリとした食感を残すなら早めに完成としてもいい。

  応用として、オリーブ油を使い、バターを仕上げに入れるパターン(みりんは入れないが醤油は入れる)もあり、これは洋食系の食事の副菜になる。肉料理が少ないときはこれがいい。
  料理のポイントは、組み合わせを検討することなのだ。




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