一話一膳
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本日のお品書き
90%以上が水分なの。
キュウリもみ
  やっぱり、夏は爽やかな食材を食べたいものですね。
  涼感を食卓にもたらしてくれるような、キリッとした一品。夏の夕餉に、ご主人に元気を与えてあげるお食事。きっとビールもすすみます。

  猛暑の中、ご近所のスーパーに行ってみました。
  夏なのに、いえ、夏だからこそお野菜売り場は充実しています。トマト、ナス、レタスはみずみずしく私を迎えてくれます。少し変わったところではニガウリ、サヤインゲンなんていう緑の濃いお野菜もたくさん。そばにある果物売り場のスイカの、赤と緑のコントラストもステキです。
  まあ、どれを買えばいいのかしら。買い物の楽しさを味わえる季節であることは間違いありません。

  わたし、恥ずかしいんですけど、キュウリが好きなんです。
  え、恥ずかしくないかしら?
  だって、「好物がキュウリ」なんて大きな声でいいにくいじゃないですか。むかし、わたしが小学生のころ、

「キュウリは水分がほとんどで、栄養がないに等しい」

って聞かされました。
  栄養がないのに食べるなんてヘンだなぁ〜って思いました。でもわたし、そのころからキュウリが好きなんです。大人になってから「利尿促進作用がある」って聞いたときに、ちょっとラッキーなんて思ったりして。

  だから、今でも、キュウリをみると、こころが癒される感じなんです。一番美味しく食べられるお料理は何かしら? 今日のメインは鳥もも肉とエリンギの中華風ソテー。もう、こういうときはこれしかありません。

◆材料(1人前)
キュウリ 1本
小さじ半分
ショウガ 半カケ
◆手順
1.   キュウリを3〜5ミリの薄切りにする。
2.   1をボールに入れて塩もみする。
3.   2を10分くらい放置してから、軽く手で絞る。
4.   3を千切りのショウガとあえる

  ショウガを数える単位の「1かけ」っていうのは、親指の第1関節より先くらいの大きさのことなの。お料理って、ちょっとした専門用語をちょっとずつ覚えるのがコツ。

  ポイントは塩もみ以外に味をつけないことね。
  油っこい食材の多くなる夏の食卓に、白い器に盛ったちょっとした緑がアクセントになります。





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