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ことわざ研究その6 |
2005.11.28. |
韻を踏むことわざもあります。
1、Out of sight, out of mind.
「去る者は日々に疎し」
もちろん out of は2語セットの前置詞で「〜から外へ」の意味。視界の外に出たものは、心の外にも出ちゃうわけです。日本語では「亡くなった人って忘れちゃうよね・・・」くらいの残酷な意味なんだけど、「見えなくなると忘れられる」なんていうヒドイ訳し方もあります。
ところで、これって「去るものは日々にうっとうしい」と覚えてる小学生がよくいます。去ったならうっとうしくないだろって気もするんですが、よくある誤解です。要注意。
韻は踏んでないけど、このことわざの反対になるのが、
Absence makes the heart grow fonder.
「いなくなるといっそういとしさが深まる」
不在は心がますます好きになることを強制する、ってことです。
カンタンに I miss her / him. でいいじゃねえかとも思います。入試の出題例は、96年度青山学院大学経営学部が最初で最後です(たぶん)。我ながらオタクですね。
2、Out of money, out of mind.
「金の切れ目が縁の切れ目」
これは1をもじったもの。
同意表現に Money goes, love goes. があるものの、入試ではこの2つはほとんど見かけないです。
3、A friend in need is a friend indeed.
「まさかのときの友が真の友」
まあそらそうかもしれんがのう、という感じですが出題が多いです。
意味そのものか、 in の空欄補充です。 in need で「困っている」という意味です。イディオムで be in need of (〜を必要とする)ってのもありますよね。
どうしても読みたい本があったとき、持っている人に貸してもらえれば嬉しいと遠まわしに伝えましょう。願いがかなえばその人は友達です。礼儀として大切なのは「借りた本は返さない」ことです。裏切ってはいけません。
サンプル版、ここまで。
以下、大江千里さん(歌手)と北条司さん(漫画家)の話が出てきます。真面目にやっているのか(-_-;)
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