予備校講師でわるかったな!





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キレた、投げた!! 3月10日
  24時間後に誓いは破られました。しょうがないなあ、おれ。
  市進市川校で開幕。2コマ連続授業の後半、長文の授業のことでした。前半の文法に続いて、1年かけてどう勉強するかの方針説明。とりわけ大切な「白文読み」の説明で最前列の(仮名)柳橋君は睡魔に襲われる(市進予備校は座席指定制)。教室が凍りつく。
  昨日の日記にあるように、僕は初回の授業が1年間で最も大切だと考えている。1年間の授業数は講習も含めて頭に入っているので、授業は全て逆算して行う。第1志望(このクラスはMARCHから早慶上智レベルが目標だ)に合格する力をつける手段を、入試の日から逆算して授業を組み立てるわけだ。そのプロセスの途中で居眠り。期末試験の最中で、出席した生徒も疲れていただろう。眠くなるのもよくわかる。でも・・・。
  (仮名)柳橋君は授業の後で謝罪に来る。当然のことであり、なかなかできないことだ。失敗することは誰にでもある。大切なのは負けたあと。謝罪に来たことで、柳橋君と僕の関係はチャラになる。初回でキレられて投げられたことが1年後に笑い話になればいいと心から願う。

  城南予備校の卒業生(浪人)からメールが来た。昨日の日記の感想だった。
  『信原先生の日記を読んで、先生の初授業を思い出しました。あんまり恐すぎて、みんなびびってましたよ(笑)。私は自分が持っていた少ないながらも全ての自信を打ちのめされて、逆にすっきりしたというか。それで前向きになれた気がします。なので先生に感謝してます(^-^)』
  ちなみに、彼女は第1志望の早稲田を射止めた。結果が必ずついてくるわけではないにしても。

  合否報告を多数頂く。ヒットは東京大学合格! である(今日が前期の発表)。彼は正確には僕の「育てた」生徒ではない。オプション講座の「正誤問題ゼミ」と「速読ゼミ」に付き合ってもらっただけである。本科講座はもちろん「東大受験科」。真面目で、とろくて、気の弱い生徒だった。彼の長所は「冷静に考えて自分の答えを直せる」ことだった。自分の最初の答えが絶対だと決め付けない能力、これは非常に価値あるものだ。力強く握手。
  失敗は学習院大学合格。英語の偏差値は常に70を切らず、信原の欠点を突く質問のするどさ、演習での正解率はまさに「期待の生徒」だった。しかし早稲田2学部に失敗。それでも本人は「本来の第1志望である」学習院に満足そうだった。僕はガッカリしたけど、本人の満足が一番価値あるものなんだ。
  ☆たとえ失望の結果でも、大学という次のステップを素敵なものにせよ!!
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