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wear→「つける」 3月25日
  生徒を指名したら、件名の答えだった。さて?
  今日も2時から千葉校の授業。内容はあの難関、分詞である。受験経験者なら当然のことだと思うが、非常に難しい項目だ。つまり、その理解の基礎にあるのが「他動詞と自動詞の違い」にあるからだ。初心者の場合には(この授業は基礎講座)まずwearが他動詞かどうかから確認していくわけだ。
  「wearの訳は?」と僕が質問したときの答えが「つける」である。これを「それは間違いだ」と言えるだろうか。確かに「身につける」とはいうけれど、「眼鏡・ネクタイ・シャツ・靴下をつける」とは言わないような気がする。女性に関する衣服で何かあったような気がするが思い出せない(ことにしておく)。
  僕は一応、「まあつけるでもいいけど、普通は着る、かな。眼鏡はかけるとか言うけどね」とその生徒に軌道修正をお願いした。まああるいは「〜を身につける」と言っても良かったかもしれない。でも僕が考えていたことは
  「そういう表現も普通になっているのかもしれない」
ということだ。
  たとえば「ゼンゼンオッケー」は「とてもよろしい」くらいの意味であろう。「全然は打消しと呼応する」のは事実かもしれないし、入試では(特に古文では)それでいいかもしれないが、だからと言って「その日本語は間違っている」と言いきるべきではないと思う。なぜなら、言語は変化していくものだからだ。受験という狭い世界に限っても「平安時代では〜という意味だが江戸時代では〜という意味になる」とかあるじゃないですか。だから「つける」・・・思考の表明はここでやめる。

  またも千葉から市川へカニ移動。今日は正味50分なのでギリギリもいいところである。しかしもちろん間に合って、50分を2コマやって上がり。8時前に校舎を「出れる」んだから「ゼンゼンオッケー」である。しかし明日は朝10時から授業だ。苦闘は続く。

  あ、まさか、その生徒は「女性に関する衣服」を想像したのだろうか。もちろん「スカーフ」ですよ。ヘンなこと考えないように。
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