予備校講師でわるかったな！

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	初日アンケート	4月2日

  市進千葉校の春期講習だ。１０時４５分から４コマ。久しぶりの千葉ということで、気合が入る。千葉に風を吹かすのは僕の役目だ。風邪を引かすのではない。ああ下らない。

  件名は、たぶん市進予備校特有のものである。講師の評価には関係なく、単純に授業を受けた感想を書いてもらう紙ペラのアンケート。４つばかりの質問項目と、自由に感想を書く欄がある。
  僕はこの初日版に限らず、できるだけコメントを書いてもらうようにお願いしている。貴重な休み時間を奪うことになるので強制はしないけど、やっぱり生の声が聞きたいからだ。改善するべきはするし、改善できないところはしない。書いてもらったコメントは原則的に（個人的すぎることでなければ）次の授業で全て読みあげる。たとえば、「速すぎる」という苦情があれば、「じゃあ昨日の授業、あれだけ飛ばしてもテキスト全部終わってないんだよね。受かるための力をつけるのがいいですか？　それとも今だけ満足する授業がいいですか？」というノリである。

  もちろん、残念なことに僕への罵詈雑言もある。匿名をいいことに、無茶苦茶な暴言もある。僕は生徒にきちんとした言語能力を与えたいと思っているから、そういう発言には（貴重な授業時間を１分削って）コメントをする。大人というものは、責任を持てない発言を絶対にするべきではないのだから。
  面白いコメントも多い。今日の場合は「知らないことばっかりでビックリした。頑張ろう～」（たぶん正会員で普段は僕のクラスではないのだろう）というものであった。僕としては、今日の授業で新しいことは論理構成語句しか説明していないのだけれども、彼にとっては新しかったのだろう。すごくいいことだ。新しいことを知ろうとして頑張るから進歩する。それはたまたまだけど、僕がこのＨＰを始めた理由の一つでもある。
  賞賛のコメントで嬉しいのは具体的な記述である。市川では何かのクラスで「強調構文の説明が良かった」、今日の千葉では「速いけどリズムが良かった」というものがあった。手につかめるような、具体的な事実。それを一つずつ確実に抑えることが大事なんだ、たぶん人生にとっても。

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