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僕は面と向かってお世辞を言うのは苦手なのだが、この日記を読んでくれている皆さんは非常に知的レベルが高いと思う。HPのような文字情報はクリックしてそれで終わりではなく、その後で頑張って文字または文章を読まなければならないからだ。テレビと違って自分から働きかけないとクリックする意味はないからだ。まして、もし皆さんが受験生であるならば、かなりの知識階級(インテリ)であろう。偏差値はともかくとして、知的好奇心があるからこそ、こういう駄文を頑張って読んでくれているからだ。実にわかりやすいお世辞だな。
今日の授業でこういう板書をした。
these days=nowadays=「こんにち」
→現在形扱い
去年までは和訳を「今日」と書いたのだが、バージョンダウンしたわけだ。というのは去年、こういう質問が来たからだ。
「あの、きょうってtodayじゃないんですか?」
「んんっと?」
「いやあ、あのぅ、ノートにそう書いてあるんすよ」
よく聞けば(2分かかった)、どうやら「今日(こんにち)」を「きょう」と読み違えたらいしい。ここで「それは単語の意味を教えたのではなくて、nowadaysがある文では動詞を現在形にするんだぞという説明をしたかったんだ」と言いたかった。でもしなかった。
「それはコンニチと読むんだよね」と。
あるいは、皆さんの中にも「大人」がいらっしゃるかもしれない。そしてもし貴方が30歳を越えていたら、絶句するかもしれない。こっちの仮想なんてはるかに超えているんです。学力低下の時代だなんて嘆くだけなら簡単なんです。
だからまあ、そう簡単に「これはお世辞です」なんて言わないほうがいいかもしれない。いやはや。それでも何とかするぞと、してやるぞと自分を励ましながら4月の開幕を迎えたわけだ。 |
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