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パイロットフィッシュ 4月15日
  定休日の木曜だが仕事がある。布団を干してから朝の10時に開店したばかりのスーパーに着き、2日分の食材を買う。いい天気だ。
  速攻で帰宅してお昼ご飯を作り(カレーうどん)、夕食の下ごしらえをして(肉じゃが)、簡単に掃除をしてからスーツを着て正午すぎに家を出る。授業をのぞけば、スーツがもっとも快適な季節だ。

  忙しいから読書がしたくなる。大崎善生の「パイロットフィッシュ」を読み終える。数年前に「聖の青春」という将棋棋士を扱ったノンフィクションを扱った作家だということだけ知っていた。文庫になったばかりの「パイロット」の出だし。

  「人は、一度巡り合った人と二度と別れることはできない。なぜなら人間には記憶という能力があり、そして否が応にも記憶とともに現在を生きているからである」

  時間軸が前後しているうえに、書きたい内容に文章力が追いついていないから読みにくい。それでも読ませる何かがそこにある。偶然だけど、数日前に日記に書いた「人間は一本の管」というくだりが出てくる。

  杉並区で鍼治療。予習も含めて微妙に仕事の忙しい時期で休日が少ないため、ハッキリと腰に疲れが出ている。この数日は左足の坐骨神経がモヤモヤしている。痛いほどではないにしても、結構いやなものだ。
  先生の施術が終わると猛烈に眠くなる。お灸をしてもらうのだが、そのまま眠り込んでしまいそうな勢いだ。

  得意のカニ移動で錦糸町へ。新宿の次がそこだった。タイムワープか熟睡か。総武線快速に乗り換えて千葉に着いたら4時を過ぎている。駅ビルの地下で食事をしてから本屋に立ち寄る。恒例の参考書チェックをする。4月の本屋には辞書がたくさん並び、定番の参考書が幅を利かせる。だから目新しい発見はないけれど、やはり大学受験生にむけた「中学英語」の本は面白い(内容の優劣はないように見える)。文庫本を4冊買う。
  徒歩3分で校舎へ。さすがにこの時期の体験授業は参加者が少ない。3コマをこなして帰宅。来週から始まる城南予備校の浪人生用のテキストがポストにある。多忙な時期はまだまだ続く。多忙だから段落が多くなる。
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