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タームとは英語でterm、期間という意味だ(受験生は残り3つの意味を言えるか確認するように)。市進と城南には多くの違いがあるが、市進の特徴の1つは「ターム制」である。およそ2ヶ月に1回、予備校内の試験の成績でクラスレベルが変更されるのだ。
今日から始まったのは1学期のCターム、夏講の直前まで続く。ざっと見た感じだが、僕の千葉校のクラスではDからFに上がった生徒が二人(落ちたのは一人)、BからCに上がったのが三人(落ちたのが二人)だった。
Bから落ちた一人が欠席分のプリントを取りに来る。「また先生のBに戻ってきます」と力なく答える。クラスダウンはやはりショックだろう。しかし、それはまた同時に這い上がるチャンスでもある。クラスに対応する実力がないのに無理をして受験に失敗した生徒は多いが、立て直してきた生徒の成功率はそれに比べればはるかに高い。健闘ではなく具体的な努力を期待するばかりだ。
この時期から授業内で過去問演習を始める。できる限り授業で扱った内容を解かせて、そして残酷なようだが間違わせるのだ。受験で最も大切なことの一つは「簡単なものを簡単に正解する」ことだ。こういうことができない生徒が増えているため、MARCHや早稲田は意図的に問題をやさしくしている。それを具体的に示す。それが功を奏するかどうかは全て受験生にかかっている。
タームの変わり目は、新しいスタート地点でもある。生徒にとっても、僕にとっても。
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