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赤のアロハで授業へ。入梅まえ独特の湿気の多い暑さだ。腰痛の悪化が懸念(=心配)されるので気合を象徴するアロハだ。
この赤アロハは以前の同僚にお土産で頂いたハワイのモノホン(すごい死語ですね)だ。赤という「血」の色を愛する女性講師である。まったくありがたいことだ。僕は知性の香る青が好きなので、赤の服はあんまり持っていないのだ。知性があるかどうか・・・のツッコミは禁止だと何度も言っているだろうが!!
市川Cクラスは気合不足。なんとなく授業を受けている雰囲気が強いので、猛烈に渇を入れる。もちろん僕は知性派なので論理的に渇を入れるのだ。精読ができれば解ける正誤問題をその場で解かせる。もちろん生徒は予習ができないし辞書も引けないから自力で解決するしかない。生徒がまな板の上に載り、包丁をさばくのは僕だ。
市川Bクラスは遅刻が多いが、なかなかに頑張っているようだ。並べ替えの問題で「〜することはできない」のイディオム、There is no doingを即答した生徒が多い(アバウト7割の正解率だった)。これは非常に簡単な問題なのだが、簡単な問題を容易に素早く正解するのはとても大切なことだ。たとえばThere is no predicting the future.というように使う大切な熟語なのだ。
授業前の通勤電車のことだ。僕の隣には馬鹿っぽいギャル2人組みが座って楽しく騒がしく話をしている。大学生くらいだろうか。片方がテレビのクイズ番組に出たらしく、その失敗を話している。僕はプリントの確認をしながら耳をダンボにする(=一所懸命に聞こうとすること)。まあそうしなくても聞こえるくらいの大声。
「まな板の上の・・・? って言われてぇ、あたしなんて答えたと思う?」
「ええとぉう、コイ?(当たり前だろうが)」
「だよねえ(ギャハハハハと笑う)。したらあたしぃ、タコとか答えちゃってぇ・・・(二人で大笑い)」
「マジぃ、それすごくない?」
「だってさあ、サカナだと思ってぇ、タイかコイかぁ、なんか2文字だと思ったしぃぃぃ(さらに爆笑)」
僕は生徒の言語能力の低さを何とかカバーしたいと思っているから、こういう日記を書いている。
そのうち、
「取らぬキツネの皮算用」
「ハトも木から落ちる」
「借りてきたタコヤキ」
とかなるんだろうなあ。タコヤキ借りてどうすんだ?
だから「未来は予測できない」という決まり文句が生まれたんだろうね。
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