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僕は授業そのものでキレることが多い講師だと思う。暗記項目の不徹底くらいなら、どんなに毒舌をふるっても最後は「黙って覚えてこい」で説教を終わらせる。一時的に忘れることはよくあるし、その失敗の可能性を減らすのが受験勉強の基本だと思うからだ。また同時に、それはキレることをポーズとして示すという意味合いが強い。しかし、考えればわかることを突き詰めて考えない姿勢だけは許せない。しかも予備校という特殊な空間においては、考えることは話を聞いて真似をする、つまり模倣の姿勢を徹底することに過ぎないというのに。
今日は4限の実戦ゼミで初めて真剣にキレた。しつこいほどに説明した項目で演習をさせて、その演習時間で寝た生徒がいたからだ。それで正解が出ているなら注意でとどめる。ハッキリ言うが、受験生として予備校にくる程度(失礼)の生徒なんて、受験に対しては素人もいいところだ。だから基本的な考え方はしつこく説明するし、本当に理解している生徒にはくどいと思われても仕方がないと思う。そう、繰り返すが常に正解を出せるならの話だ。
ここで具体的な説明をするのはやめよう。たかが予備校のクラス分け程度で、自分が受験界で上位にいると思う勘違いはやめたほうがいいと思う。それだけは真剣にプロとして戒めたいと思う。僕は子どもかもしれないが、受験の世界では少なくとも生徒よりは大人だからだ。僕が城南のS1で生徒様をおちょくるように話すのはそういう意味を含めている。
今まで予備校講師を10年もやってきて、受かるべき生徒を受からせられなかったことが多すぎた。これは基本のパラドックスかもしれないが、受からない生徒を受からせることが最も大切なのではない(それはbetterの領域だ)。そして、それを何とか是正したくて10年やってきたのだ。
受かるべき生徒が受からない確率が高い状況で、どうやって逆転の奇跡を起こせるのだろう?
もしこの駄文を読んでくれている生徒様がいるなら、それを噛み締めて受講してほしい。 |
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