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エイヤっと声を自分にかけて目覚ましが鳴る前に起きる。昨日の精神的な疲れがひどく残っている。でも空気が乾いているから起きられる。朝の段階で湿度が50%ちょっと、これはこの時期には珍しいことなのだ。
城南予備校の月曜日はカウントダウンを続ける一日だ。はるばる横浜校に着いたときに「残りは5コマだ・・・」と自分を奮い立たせる。まだ授業を1つもやっていないが。
たんたんと授業をこなしていく。空気が乾いているから機嫌がいい。サービストークもたくさん出てしまう。
「今年の僕の誕生日は6月21日にする。本当は23日だが、まあいい。年齢に関しては法的根拠が少ない。正確な年齢に関しては投票権や免許制度以外はほとんど意味がない。したがって来週でぼくは23歳になる。プレゼントが重要な局面は多い。たとえばハンサムな先生の誕生日だ・・・」
全ての授業を終えて横浜駅に向かう。僕は自意識過剰なので下を向いて歩いているのだが、若い女性と目があってしまう。どこかで見た顔だな・・・と思ってpass by(通りすぎる)しようとすると彼女が近寄ってくる。
去年のS1の卒業生であった。彼女は懐かしさのあまり、僕に抱きつこうとする(本当)。もちろん僕は身をかわす。ここは公の場所であり、人目がある。今の生徒様に見られてはいけない。
これだけ生徒にもてて嫁がこない。僕には何かの問題があるのかもしれない。もうすぐ26歳になるというのにねえ。顔がいいのに、困ったものだ。
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