予備校講師でわるかったな!





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実家へ 7月24日
  冷酒の飲みすぎでやや二日酔い。かなりの前歴があるので注意していたのだが、つい油断した。なんとか立て直して教室へ。また暑くなってきたいせいか、生徒の気力を感じない。

  幸いなことに過去問演習をやらせるので、生徒様の弱みを突くのは簡単だ。一般に予備校のテキストは解きやすい問題を並べているから、演習をさせれば明らかに生徒のデキが落ちる。予習で辞書や参考書を盗み見ている(だろう)生徒は解けない。授業を聞くだけで満足している生徒も同じ。誤解を恐れて言えば、テキストなんて所詮は甘やかしの営業道具。

  千葉県某所の実家に帰る。僕は原則的に正月以外は帰らないようにしているが、たまにはいいだろう。親孝行ができる時間はあと20年程度だろう。顔を見せるだけでも孝行になる。それは、忙しくてたまらない時に恋人に逢うのと同じこと。そんな当然のことに気がつくのに30年以上かかったわけだ。

  もちろん夕食だけご馳走になって帰宅する。やるべきことがたくさんあるし、腰も痛い。まだ夏は始まったばかりで、暑さは長引き、冬ソナはまだ始まらない。
  真夏の夜。夢を見るのは僕なのか、僕の向こう側にいる人なのか?
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