各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
文化庁という国の機関が日本語の慣用句について調査をしたそうだ。
たとえば、「さわり」というのはどういう意味か2つの選択肢から選んでもらう。
1、話などの要点
2、話などの最初の部分
正しい意味は1である。1を選んだのが31%、2を選んだのが59%。僕は1だと知っていたから、ごくまれに(=とても珍しいことだが)こういう話をする。
「理科大の特徴をさわりだけ話すと・・・」
しかしこうすると59%の人は
「けっ、最初だけかよ。最後まで話さんかわれぇ、ボケナスが」
と関西弁でブチきれしていたことになる。言葉は難しいね。
暑過ぎる夏のせいなのか、教室の盛り上がりは今ひとつ。MARCHゼミは生徒のすごい気迫を感じるが、その他のクラスはピリッとしない。大声、大きなアクション、注意喚起、視線管理、机間巡視、あらゆる授業技術を駆使するが、効果はもう一つ。明後日から何とかしなきゃ。
単にノートを取って言われたから(しょうがなくて)ペンチェックしているような顔の生徒までいる。姑息な手段に憮然とする。
「ひきょうな受講態度に腹を立てた」のだ。
ボンヤリしている生徒をバリバリ指名する。お母さんに言われて塾に通っている小学生を教えているみたいだ。がっくりして講師室に戻る。しょうがないので仕事の後で飲みに行く。4人集まって僕以外は全て1日6コマ。5コマの僕が小さくなる。でも乾杯だ。気持ちをまた入れ替えよう。
と書いたら、 「姑息な手段に憮然とする」 というのは、 「一時しのぎの手段に失望してぼんやりしている」 の意味なんだそうな。まあどっちでもあるからいいか(よくないか)・・・。
|
|