予備校講師でわるかったな!





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選ぶ権利、選ぶ自由 8月6日
  生活が朝型になっているので、12時まで起きていることができない。やるべきことがたくさんあったが気絶する。そしてもちろん3時過ぎの地震で目覚める。僕は地震が嫌いなので、そのまま眠れなくなる。
  今日もお昼から授業だ。ちゃんと長い2度寝を楽しんでから城南の予習をする時間が少し取れる。暗い心で時計をみながら仕事をする。もう折り返しを迎えたじゃないか。今日頑張れば休みじゃないか。あと5日頑張れば3日も休みじゃないか。そりゃあ横浜6連続はつらいけど、ホテル暮らしを楽しめるじゃないか。それが終われば6連休じゃないか。そこまでくればこっちの勝ちだ。そこまで何とか頑張れば・・・。

  たまらなく暑いので辛いカレーを早い昼食にする。汗がふきだす。疲れも少し癒える。気力と食欲を落したら、この仕事は終わりだ。

  夏の講習は、遅れてきたあるいは遅れている生徒をどこまで拾うかを真剣に考える。秋になれば拾うことは考えない。あくまでクールに、合否ギリギリで粘る生徒を意識して詰め込み授業をすればいいからだ。
  Dクラスの講習生が初日アンケートに「情報量が非常に多くてありがたい」と書いてくれた。少しだけ勇気をもらう。小さな賞賛が、小さいながらも力強い勇気を僕にもたらす。

  授業の後は同僚講師と湯葉(=豆腐料理)を食べに行く。彼女は酒を飲まないので僕も低いペースで抑えて食事を楽しむ。食器や食材の彩りを意識した食事が嬉しい。
  今日はヒロシマの日。ニュースを観ながら、昔訪問した原爆記念館を少し思い出す。僕は幸せなんだろうか? たぶん、と返事をする。死ぬしかないという1択ではないのだから。選んで、汗をかいているんだ。
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