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このように毎日仕事に追いまくられる日々だと(あるいはそうでなくても)、物事がうまく回らない日もある。こういう不幸な一日たちとうまく付き合っていくしかない。
起きてみたら新聞が休刊日。ありえねーと叫んで(1ヶ月に1回あるが)アイロンがけをする。10分だけ城南の予習をやって慌しく家を出る。
2日目の速読ゼミは「復習問題集」を忘れた生徒が続出。昨日休んだ生徒は持参しているわけがないし(持って来いよなと昨日言ったから)、ド忘れということもあるだろう。彼らが予備校の受付に押しかけたらコピー用のテキストがなかったという。まあ、そういうこともあるか。正規なテキストじゃないしね。しょうがない。
3時間目に教室に行けば、教卓下には白のチョークが10本程度しかない。しかも使いかけ。この件に関しては何度もスタッフと喧嘩をした挙句に改善されないので、もう文句を言う気にもなれない。市進市川校でも城南予備校横浜校でもこういうことはない。
講師室に戻り喫煙所に行ったら洗った灰皿が水浸し。乾かせとは言わないが拭くくらいのことができないのだろうか。ローテーブルを掃除した(雑巾で拭くこと!)様子もない。僕が大学生時代に勤めた個人塾ですらこういうことはなかった。
4時間目に教室に行けば生徒が残り20分でケータイを鳴らす。僕は沈黙して、彼女がケータイを切るのを待つ。まあ1回くらいはミスもあるだろうから、厳しい口調で「もう1回やったら怒るからね」と警告する。
残り4分でもう1度ケータイが鳴る。同じ生徒だ。さすがにスパーク(爆発)。授業を中断して退出させる。2回目は明らかな授業妨害であろう。無駄に時間を使ったので90秒の延長。真面目にやっている生徒に迷惑をかけた。そして僕の貴重なおやつタイムも短縮された。なんて一日だ。
5時間目。昨日までの6回の授業と同じ問題を抜粋して解かせる。正解率は5割を切る。つきあいきれない。前のタームの市川校と同じ結果だ。
「志賀直哉の論じる構造主義に対する本居宣長の反論を説明せよ。ただし、以下の語句を使って200字以上250字以内とする。語句:倫理観の欠落、リセッションが90年代アメリカにもたらした影響」
というようなテストではない。テキストと全く同じ文法問題をワープロで打っただけのものだ。
生徒の目を見ないで授業をする。意図的に1学期と同じ授業をして、イヤミを言う。「まあこんなこと力説してもどうせ忘れるんでしょうから無駄ですが、高い金をもらってますから・・・」。この辺も前のタームの市川と同じ。
ひどい一日だった。早く明日が来てくれないものか。とりあえず新聞は来るだろうしねえ。全ての段落の最後に件名を加えてお読み下さい。 |
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