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どちらかが泣く 8月14日
  4時過ぎに暑くて起きる。授業があれば別だけど、今日はヒルネできるから。眠くないのに寝てはいられない。5時過ぎから予習。

  テレビをつけたらアテネの開会式ばっかり。そんなの興味ないので消す。冷房を入れて仕事に没頭。ここで頑張らないでどうする。
  9時になって宅急便と新聞の集金が同時に来る。うるせえなあ。甲子園を観ながら予定通り昼寝。快適だ。1時間ちょっと。
  えいやっと起きて再び仕事。早い昼食を買いに行ってさらに仕事。甲子園を観る。横浜と京都外大付属の投手戦。息が詰まる。横浜は松坂を彷彿とさせる(=思い出させる)豪腕直球勝負。京都外大付属はスリークォーター(=半分だけ横から投げる)の技巧派。延長11回。

  試合が終わって仕事に戻る。4時前になって、この夏の全ての予習が完了。残りは城南の演習プリントを選ぶだけだが、これは当日でも間に合う。うん、本当に夏も終盤だね。喜んで床屋へ。なぜかお盆休みは来週からのようだ。混雑しているけど、開店していただけマシだ。すっきりしてビール。
  夕方は五輪ばかり観戦。こんなのにマジで付き合っていたら時間なくなるよね。と独り言をしながらちゃんと観る。いいじゃん、俺は朝から死ぬほど働いたんだ。

  時間は戻る。延長11回の裏、ついに決着。スリークォーターの彼が根負け。しょうがない。彼は打たれた直後に号泣する。最後の礼をしたあとも、土を拾ったあとも泣いている。
  どちらかが泣くしかない。そんな残酷なゲームを、大人たちは青春の賛歌だと称える。ふざけるんじゃねえよと僕は思う。お前ら、そんなギリギリの勝負の舞台に立ったことあんのかよ。そんな限界まで頑張ったことあるのかよ。
  でも、こう書く僕だって傍観者に過ぎないんだろう。
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