予備校講師でわるかったな!





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no place like home 8月21日
  千葉に帰ったら風が吹いていた。それはそうだろう、ホテル暮らしを脱出したのだ。帰宅する途中で盆踊りの囃し(はやし=唄のこと)が聞こえる。いい夜だ。

  今日は浪人のクラスでキレてしまった。かなり我慢をしていたのだが、限界を感じたのだ。
「けっ、お前らはノート取ってればそれで満足なんだろうが。それでできるようになった気分になればいいんだろ。浪人してもそんなことが無意味だとわからないバカなんだ。まあ勝手に今年も落ちて浪人を何年もやってろや。お前らが落ちても俺の給料は変わらない。適当に黒板に書いて適当な説明をしてやるよ。それで満足なんだろ?!」
と思ったが言わなかった・・・ならいい人で終わるのだが、しっかり言ってしまったのだ。

  僕は浪人生活の中で、90分の授業を復習するために復習に10時間以上かけた。それだけ自分に取り込むべきエッセンスがたくさんあったからだ。そういう時代は過去になったのだろう。ノートを取れば、そしてそれを読み直せば勉強だと思っている学生が増えたのだ。真剣にやっている学生には迷惑をかけた。僕はその後の70分、生徒の目を見ないで授業をした。申し訳なく思う。

  家はきちんと掃除をして出てきた。食材がないだけで、郵便物がたまっているだけだ。簡単な料理をするために買い物をしてきた。不在時(6日間)のメールが20通。そのうち8通がウイルスで削除。そのほかの12通のうち9通がダイレクトメール。やれやれ。

  五輪のニュースをフォローして、今は「冬ソナ」の最終回を鑑賞。うん、夏休みに僕は入ったんだ。
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