予備校講師でわるかったな！

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	地獄のフタ	10月5日

  ３連休の初日は大雨。電話線も抜いておいたのでよく眠れた。

  さすがに独りデートの気分でもないので掃除をする。僕の家には物置になっている北向きの洋間がある。引っ越して４年、そこにはたくさんの「手付かずのダンボール」がたくさんある。
  エイヤっと開封してゴミ袋を用意する。出てくるわ出てくるわ・・・と詩にしたのは中原中也だっけ？　もう５年近くも読んでいない受験関係の資料。内容を見ないようにしてひたすら処分。あれ、こんなところにこれが・・・とかやっていたら永久に終わらない。まさに地獄のフタをあけたようなものだ。予備校講師になったばかりのころのテキスト。５年以上前に作ったテキスト。あれ、浪人時代のノートが出てきた。

「議論という意味の名詞を５つ言え」

  こんなド基本からやっていたんだ。これじゃあ第１志望まで遠いに決まってるよなあ（正解は discussion/argument/controversy/debate/dispute）。

  勢いあまって和室も片付け＝ゴミ捨ての作業に移る。この仕事の特質というやつか、とにかく紙くずだらけ。４０リットルのゴミ袋を３つ作ることになった。うっとうしいので昔のプリンターや電気ストーブなども処分しようと便利屋に電話。
  基本料金が５０００円、以下１０キロ単位で１０００円。
  馬鹿らしいので市役所に電話。７００円で全て捨てられることが判明。便利を金で買うのも大切だが、時間があれば自分で便利をはかるのも大切なことだね。

  将棋のネット中継を見ながら作業。エッセイを完成させてサポーターに依頼。入れ替え作業進行中のＰＣからたまっていたメールの返事を含めて８通書く。アイロンをかけて古い靴下を捨てて洗濯してゴミ捨てに行って実家に電話して卒業生からのメールにレスをして・・・どこまでも雑用に徹する。永遠に雨は降るようだ。

  卒業生からのメール。
  赤本ネタに関する日記を読んで、早くアドバイスをアップしてよという依頼または脅迫。彼は浪人してからもここを観てくれているという。本当にありがたいことだ。ってか、現役で受かってくれよなぁ。

  将棋の羽生さんは森内３冠に負ける。でも素敵な将棋だったので満足。雨ばかりでも悪くない休日だった。　

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