予備校講師でわるかったな！

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	災害の置き土産	11月7日

  やっぱり損である。英語で言うとIt doesn't pay in the long run.（結局は割にあわない）である。

  ７時に目が覚めた。６時間睡眠なので、起きて悪いことはない。しかし、いつもの日曜日なら間違いなく２度寝のペースだ。テレビ将棋の番組は１０時２０分から。そこまで寝る権利がある・・・わけないよな、今日は。１時から授業なのだ。つまり授業までは６時間、そこから逆算して集中力を上げていく必要がある。
  そのわりに少しだけ朝寝して校舎に向かう。校舎は定例試験ペースであり、講師は僕一人である。バイトの皆さんが仕切る講師室である。

  ある予備校講師がネットで授業をやっていることを発見した。ただし、それは音声中心である。彼のトークが中途半端であるように感じたので、久しぶりに自分の授業を録音してみることにした。Ｂクラス第８回の長文。
  帰宅して食事をしながら聴いてみる。速いのなんの。綿密に予習をやっていなければついていけるはずがない。また同時に思ったことがある。

１、単語の意味を書き取るレベルの生徒はついてこれない
２、基本文法が曖昧な生徒はついてこれない

  正直に書けば（自分で言うのもナンだが）、流れるような「理想」の授業である。しかし、この２つの前提がない生徒には厳しすぎるのではないだろうか。

  ＮＨＫは災害特集の２４時間テレビをやっていた。あの三宅アナ（朝７時のニュースを７年？ほど担当した一流のプロである）がメインキャスターである。ネクタイをはずした彼の姿を初めてみた。番組構成の「仕掛け」であることはよくわかる。でも、台風や地震の被災者の状況を考えているんだという雰囲気がよく伝わってきた。
  割にあわないだろうけど、一流の仕事。負けてはいられない。

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