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冬用の上着を取り出す。今年で5シーズン目を迎えるピンクハウスだ。斬新というか頭
おかしいというか、すごいデザインである。黄土色の生地にたくさんのパッチワーク。フ
ードがついていて、裏地はオレンジ。真冬には向かないが、これから4ヶ月に渡って活躍
する僕の愛する服の一つだ。
ピンクのTシャツ。これもパッチワークがついている。大きな「K」の文字に、小さな
クマさんのパッチ。その上にピンクのシャツを羽織る。ピンクの生地に赤と緑の細かいチ
ェックが入っている。その赤い糸はTシャツのパッチワークにも使われている。同系色で
まとめるというお洒落の基本である。
10月の模試の結果を見る。偏差値に興味はないが、まあどんなものかなと思ってテス
ト演習をさせて生徒様を指名してみる。
浪人β。まずは上位4人に慶応商学部の語彙問題10題を答えてもらう。正解率90%
。うん、仕上がっている感じだ。語彙ができる学生は間違いなく文法も語法も長文もでき
るのだ。それは受験の鉄則。
次にβクラス平均値前後の4人に高千穂大の正誤問題を答えてもらう。正解率50%。
意識を失いそうになるが、昼飯の親子丼が気になるので何とかこらえる。
現役N1。同じ高千穂大の問題を最前列の4人に答えてもらう。またも正解率50%。
クラスランクが一つ下になるので、まあ健闘したのだろうか。
現役S1。早稲田と慶応の文法語法系11問を最前列の4人に答えてもらう。正解率8
8%。もう教えることはない。今日は1回も板書をしないで授業を成立させた。無駄な時
間を省いて1問でも多く解かせるほうが得するレベルなのだ。
現役S2。大切なパンフ用の写真撮影だ。
「ああ、田中美保(城南予備校のパンフに使われているモデル)は12月で契約が切れ
る(のかどうかは知らない)。来年は信原ベッカムに変わるらしい。困ったものだが、ま
あ撮影に協力してください」
今日も確実に生徒様の信頼を裏切り、信用をなくし、冬が進んでいく。来週は浪人部の
最終日なのだ。
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