予備校講師でわるかったな!





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最低スパーク、最高トーク 12月22日
  このターム(term=期間)は4日間。僕の担当講座は4コマで、2コマが再放送、もう 一つが英作文ゼミ、最後の一つは速読完成ゼミ。いくら再放送があっても、4コマ4テキ ストだと慌しい。これだけ担当講座が多いと、それだけ(まるでThe 比較級構文のよう に)新顔の生徒様も増えるからだ。
  もう見捨ててしまえばいいのだが良心(かどうかはともかく)も許さない。英文法ゼミ でノートを取らない女子がいた。関係代名詞がからむ設問の板書でやっとノートを取り出 したので、すかさず指名する。彼女は答えられない。すかさずスパークする。

「××さん、あんたさあ、わからないとこだけノートを取るほどの選択眼があるのか?  この講座を取っている時点で受験界の最低レベルだってこと知ってるのか!!」

  城南予備校では「黒板に講師が書いたことは絶対にノートを取らねばならない」という 規則があるらしい(たぶん)。それもある意味ではどうかと思うが、基本的には正しい考 え方だと思う。これは僕の個性もあるし、直前期で演習授業という特殊事情もあるが、よ ほど重要でなければ黒板になんか書かない。
  ま、真面目な生徒様には余計な緊張を走らせてしまってごめんね〜(いい人のフリも大 変だな)


  速読完成ゼミは担当講座の中で最高レベル。東大を受ける生徒様をお預かりする一方で 、「何かの間違いでMARCH」を真剣に狙う生徒様もいる講座。
  市川校では秋のアンケートがあまりよくなかったのだが、講習に入って息がそろってき た感じがある。生徒様の動きと集中力でそれがわかる。もちろん初日でドロップアウトし た生徒もいたようだが、選ばれし(完了の助動詞「き」の連体形は「し」)戦士という雰 囲気も漂う。
  今日は2題合計で1000ワードを超える全文を精読(intensive reading)の視点で 説明した。説明時間は55分。板書は1回だけ。必要なことは生徒様各自が必死でメモを 取ればいい。ついてこれないやつは置いていく。別名、「ハイパートーク完成ゼミ」であ る。


  新しいことは何もない。今日で14日連続授業の12日が過ぎ、4720分のうち残り は800分。
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