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カウンターパート |
1月24日 |
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今年度の城南最後の授業だ。直前講習という枠組みなので、特別なことはない。
先週と今週で9コマ5テキスト。なかなか面倒な講座が多かった。
「横浜国立大ゼミ」
「難関私大整序問題ゼミ」
「早慶上智難関理系ゼミ」
「東工大ゼミ」
「早稲田英語ゼミ」
という具合である。どの講座も「論外」の生徒様がいるし、また一方で「確実に合格でき
る」生徒様もおわしになる(敬語にはいつも自信がない)。言うまでもなくthe former(
前者)は無視してthe latter(後者)を満足させる授業を展開する。
ところで、カウンターパートとはcounterpart、単語集では「同等の者・人」な
どとなっているわけのわからない単語である。この単語が早稲田英語ゼミで登場した。し
かも内容一致の正解にからむという大切な場面である。
訳語を知っていても意味理解がなければ解けない、これは早稲田に限らず難関大学の出
題の基本原則である。誤解を招きかねない言い方をすれば、「和訳はできないけど意味は
わかる」生徒が合格できるように設問が作られているわけだ。
しかし「カウンターパート」はやはり生徒様には理解しにくいだろう。そこで僕は例文
を出した。
「羽生のカウンターパートは森内だ」
将棋の羽生先生に匹敵して戦える相手は森内先生だ、という意味である。羽生先生を知
らない生徒様がいるとまずいかなと思って
「あの、将棋の名人です。あ、俺に似ている人ね、髪立ってるんだけど」
と説明したら一部にバカウケしていた。いいのか悪いのか・・・。
授業後は某校舎長と決戦の将棋。
いい将棋だった。信原のカウンターパートはH先生だった。
追記:結果は27日にエッセイで掲載(予定)。
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