予備校講師でわるかったな!





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人生のなかのある一日 5月14日
  この1週間、全ての音楽を聴かないようにしてきた。

  新しい音楽を聴くのはけっこう面倒なもので(CDが高すぎると思う)、繰り返して 古い唄を聴くことが多い。
  でも日記にビートルズのことを書いてから、「これはちょっと懐古(かいこ=古いも のなつかしく思うこと)趣味なんじゃないか」と考えてしまい、避けてきたのだ。


  土曜日ということで『王様のブランチ』を観る。
  3月までワム!という古いグループ(2人組だったかも)の唄がオープニングだった のに、番組改編時期の4月で変わってしまった。ワム!は中学生のときによく聴いてい たのだ。

  10時過ぎに整体に行く。
  通い始めたころは中国音楽をかけてくれたのだが、最近はTVがかかっている。あの 不思議なメロディーの音楽を聴きたいと思う。

  4コマなのでもう時間がない。夕食の「鳥つみれの小鍋」の下ごしらえをしてから校 舎へ。夏期講習の宣伝を微妙に入れながら一気に駆け抜ける。
  授業が終わってから4月末の定例試験の全結果を入手して、帰りの電車内でチェック する。デキは例年より良くない。講師がどんなに頑張っても良い結果が出るわけではな いが、改めて引き締めなきゃいけないと思う。小さな努力から大きな成功が実ると僕は 知っている。


  夕食を終えて赤ワインを呑みながら音楽をかける。
  ビートルズの『サージャント・ペッパーズ』。たしか、僕が13歳のときに人生で初 めて買ったレコードだ。2500円だった。13歳の僕には大金だった。

  35歳を間近に控えた今となっては、4コマもやれば何枚もこのレコードを買えるだ けの収入を手にしている。そして、このレコードを聴くことで手にする感動の種類は変 わらない。それが音楽の魅力、あるいは魔力。
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