予備校講師でわるかったな!





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avoid したい 5月31日
  睡眠不足の火曜日だが9時過ぎに起きる。やるべきことがたくさんあるんだ(I have a lot of tasks to do.)。

  例年のように、この時期はひたすら勉強する。具体的には、いわゆる「短文問題」 を1日200問ペースで解く。
  もちろん間違える問題もある。スピードを上げてやるせいもあるし、ゴイ問題は知 らなければ間違えるしかないのだかから。ひたすら解くことで、設問のポイントを素 早く見つける訓練をする。一目(ひとめ)見てパッと解く。多少のミスはあってもい い。絶対的にかける時間が多くなるしかない長文をサバくためには、教える僕自身が速度のある解法 を知る必要がある。
  ケアレスミスをすれば、それだけ生徒様のミスのポイントも見つかるというものだ 。


  スーパーで旨そうなアサリを売っていたので遅めの昼飯はアサリのトマトソーススパゲッティ ーに決まり。絶妙に仕上がり
「おおう、アルデンテあるね。トレビア〜ン!」
イタリア人化する(トレビアンはフランス語だけど)。
  やっぱり食事は自炊に限る 。栄養をつけてくれるのが他人であってはならない。


  校舎へ。この時期からは授業中の過去問演習を増やしていく。ちゃんとやっている 生徒でもツマラナイ間違いをするし、やってなければなおさらだ。
  積み上げ式の授業が大嫌いだ。現状に合わせて無理なくやっていく、というのは理 想に見える。しかしそれはカルチャースクールの発想。受験当日がすでに決まってい るゲームにおいては、勝つのは「逆算式」の授業だ。

  M蔵工業大学の問題をここで一部抜粋する。

(    ) a promise
1、make
4、do

  Bクラスでは3人に1人、Cクラスでは4人に1人が4を解答にした。「する→ do 」という発想なんだろうか。軽く説教する。

  講師室を去るときに、どこかの女子生徒2人が単語暗記ゲーム(全人類が経験した ことのある、1人が単語集を見ながらもう1人に質問するアレです)をしている。

「じゃーね、 avoid ?」
「ええと、守る? じゃないじゃない、ええと・・・」

  そのセリフだけ聞こえた時点で僕は校舎を出る。彼女たちが僕の教える生徒様でな いことを願いながら。積み上げ式で受からない授業がいいのかと考えながら・・・。

                アヴォイドだぞ、avoid!


追記:avoidは他動詞で「〜を避ける」という意味です。後ろにdoingを取りますから 、「アヴォイド・ドゥーイング」と発声して覚えましょう。覚えてください。お願い します(泣)。
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