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わからず屋が多すぎる |
6月3日 |
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将棋の名人戦を観ようとTVをつけたら国会中継をやっている。なんということだ
。NHKは我々の血税を使って何をしているのか?
1、森内が勝てば名人防衛の1局
2、クール・ビズ宣伝のための国会中継
どちらがこの国にとって大切なのかもわからないというのか。わからず屋め。
先日の日記で「省エネ推進のための軽装奨励運動」のことを勘違いして「クール・
ビキ」と書いてしまい、掲示板で指摘していただいた。
1980年代、バブル景気が始まる直前に流行した洋服メーカー(アパレルっつー
のか?)の1つが「メンズ・ビギ」である。この「ビギ」というのが何語かわか
らないのだが、
「そうかそうか、80年代よ再びってことか。そのままパクったら悪いから『ビキ』
にしたんだ」
と考えてしまったのだ(注:80年前後にも同じような運動があり、そのときは『省
エネスーツ』という半袖の悪趣味なスーツを流行らせようとした。もちろん失敗)。
これはちゃんと調べなかった僕がわからず屋である。
Cクラスの授業でこういう並べ替え問題を解かせた。5%の生徒様が間違った。
こんなおいしいリンゴは今まで食べたことがない(東京経済大)
This is ( ever / wonderful / have / I / apple / the most ) tasted.
完全な中学英語であり、どうやって間違えるのか全く理解できない。
そこで休み時間にBBQ数学講師Cをつかまえて解かせてみた。
C「(5秒で)わかりません」
私「お前、考えてないだろッ」
C「英語苦手なんですよ」
私「中学英語だ、やれ」
C「(10秒で)やっぱわかりません」
私「わからず屋め」
解答を与える( This is the most wonderful apple I have ever tasted. )。
C「ああなるほど」
私「お前なあ(半ギレ)、答え見てからうなずいたってしょうがねーだろ」
C「先生の生徒(様)と同じでいいじゃないですか(笑)」
私「それじゃあ良くないんだよ」
C「だって英語できないんですよ」
私「じゃあどこがわかんなかったんだよ」
C「ええと(10秒止まる)」
私「わかった、じゃあどこがわかったんだい(猫なで声)?」
C「ハブエバー」
私「その後ろは?」
C「ビーンとか」
私「抽象化できないのか?」
C「ハブエバービーンで、行ったことがある、ですよね」
私「それじゃあ具体だろ。過去分詞」
C「ああ・・・」
私「他は?」
C「ヘッ?」
私「他にはどこがわかったんだよ」
C「おいしいってのはどれですか?」
私「(3秒絶句)ワンダフル」
C「あれ? じゃあテイストってのは味じゃないんですか?」
私「それは tasted 。 ed で終わってるから動詞だろ」
C「味がするって意味ですか?」
私「〜を味わうだよッ」
C「まず最初にですね、 What a だと思ったんですよ」
私「なんで?」
C「感嘆文」
私「・・・最初に This is って書いてあんだろ(こいつに聞くんじゃなかった)」
C「だからおかしいなと思って」
私「おかしいのはお前なんだよッ」
C「おっかねえ先生だ」
私「大学出たのかよ」
C「大昔なんで」
私「中学英語だっつーの!」
C「生徒(様)だって絶対そんなもんですよ」
私「そうかなあ(開き直るつもりか)」
C「だって、私のこの混乱ぶりからすれば」
私「まあ、ねえ・・・・・・」
C「なんでホワットから始まらないのかと。味って単語はどうするのかと」
私「そう言えないことはないが」
C「学力レベルをちゃんとわかってあげないと」
私「エバられても困るんだが」
チャイムがなってBクラスの教室へ。また並べ替え演習。
私はそれを言うべきではなかった(駒沢大)
I ( not / said / should / have ) that.
生徒様の8%が
I should have not said that.
・・・・・・満面の笑顔を作る。
「いいですかあ。今日で3週連続で同じことを言いますよぉ。助動詞の文法は、助
動詞、ノット、原形! これ大事なのよ〜」
わからず屋は私だった。言うべきではなかったのだ。
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