予備校講師でわるかったな!





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罪を憎んで人を憎まず? 6月13日
  どういうわけか二日酔い。頭が痛くて目が覚めるありさまである。外で呑ん だときはともかく、自宅の独り酒で二日酔いになるのは非常に珍しい。

  調べてみると、ビール1リットル→ワインボトル3分の2ということで「ち ょっと飲みすぎかな」という程度である。昨日はこちょこちょと動き回って自 分なりに「よく働いたな」と思って日記を書いた記憶があるので、気分よく飲 み過ぎたということかもしれない。

  だからといって人生を止めるわけにもいかず、のたうち回りながら授業の準 備。お昼過ぎに長風呂にはいって大汗をかく。風呂上りの汗がひどすぎてシャ ワーを浴びなおすという意味不明の行動に及ぶ。


  教室へ。1発目のIMクラスでマジキレ。城南予備校ではキレないように意 識しているのだが、どうにもガマンがならなかったのだ。
  原因は熟語小テストのデキの悪さ。数回前から一部の生徒様のデキが悪く、 「範囲が決まってるテストなんて小学生がやるのと同じだからぁ、ちゃんとや ってくださいよ」とソフトアドバイスを繰り返していたのだが、一向に改善が 見られない。10問出題で、選択肢がプールされる(=まとめて10個の選択 肢があること)タイプの出題なので、「うろ覚え」でも8問くらいは正解が出 る形式である。
  答案を集めてざっと見ると、3割ほどの生徒様が50点以下。その名前を全 て読み上げて、そのたびに解答用紙を破り捨てる。
「受けなかったことにしてあげるよ」


  言ってみればパフォーマンスである。英語の授業をしていて(あるいは受け ていて)もっとも下らないのは熟語や単語の意味を書き留めさせる(あるいは 書き留める)時間である。
  外国語なので知らない単語があるのはしょうがないが、小テストなんていう 小学生向けのシステムをこなせないままでは、いつまでも授業のレベルも学力 レベルも上がらない。そんな授業をしていて面白いわけがないし、受けていて 楽しいはずもない。覚えれば終わり、しかも範囲指定ありなんていうのは勉強 じゃなくて、遊びのようなものである。
  自分でもキレすぎだよなと思いながら破り捨てた答案を教壇に残して去る。 案の定、あとで校舎の偉い人に注意された。やりすぎだったことは認めたし、 彼も僕の意図することを理解してくれた。しかしもちろんその意図を生徒様に 次回の授業で説明する義務が僕にはある。まったくもー、暴れん坊の予備校講師で悪かったなッ!

  少しは反省して残りの2コマに移る。最上位クラスではヘンな構文の説明も ある。

Such was my anger that it couldn't be helped.(怒り狂ってたから、しょ うがなかったんだよ)

  普通の英語で書けば I was so angry that I couldn't help it. というわけ だ。


  帰宅してみれば市民税と県民税の納付通知がポストにある。今年も月収と同 じ額を払えというのだ。繰り返し主張していることだが、年収が比較的高いか らといって住民税が高いのは納得がいかない(所得税ならまだ納得できるけど )。特別に市や県の施設を利用しているわけでもない。
  ざけんじゃねーと叫びながらビールを飲む。そうだ、何事においても件名な んだと願いながら。
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