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アイ・コンタクト |
6月26日 |
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日曜の朝の電車はウキウキしている。競馬の大きなレースがあるのか、スポ
ーツ新聞を読んでいる人が多い。
たぶん今年度最後の体験授業は10時から。35分前に駅に着いて、駅ビル
の中にあるドトールコーヒーで朝食を買う。
ここのドトールはいつも店員が最悪。客と目を合わせて話ができない連中ば
かりだ。しかも仕事も遅いし、ドトールでなければ買わないレベルの店だ。
校舎へ。紙袋に入ったコーヒーが講師室の机に流れ出す。あいつら、ちゃん
とフタをしていなかったのか。砂糖もミルクもパンもコーヒーまみれだ。
ふざけるんじゃないよと後片付けをしていたら、受付のバイトのお姉さんが
僕に呼びかけるように朝の挨拶をしてくれる。きちんと視線を合わせてくれる
。気分がいい。
僕もどちらかといえば相手の目を見ないでアイサツする癖があるので気をつ
けるようにしている。この日記に登場する予備校講師たちは、全て目を見てア
イサツをする。仕事でも勉強でも同じことだけど、デキル奴はコミュニケーシ
ョンのとり方を知っている。相手の目を見ること。
教室へ。気力が張っている。
徹底的にアイコンタクトを取りながら授業を進める。今ここで失敗を繰り返
せば僕の未来はない。そんな当たり前のことを自分に言い聞かせながらお昼休
みを迎える。
120分こなして昼食。1時からもう1回120分授業。
MARCHレベル対象ということで、それなりにレベルが高い講座だ。もち
ろん、ついて来れない様子の生徒様もいるが、丁寧に目を合わせて「拾いなが
ら」進める。
僕が受験生だったころは全受験生のレベル分けがたったの2つ(英語で、で
すよ!)。それでも僕は満足できる授業をしてもらったし、それに感謝してい
る。改めて初心に戻る。レベルに関係なく、満足と学力を与えられる授業をす
ることだ。生徒(様)の責任にすることは簡単だし、そうしたい気持ちはある
けど、とにかく。
うまく終えることができた。
講師室の自分の机に戻ったときに、向かい側のバイトの女が目を見ずに(ってか、顔
も上げずに)「お疲れ様でした」という。お前なんかは世界の底辺で生きてろ
、と心の中でつぶやく。
校舎を去る。「お先です!」と大声で叫ぶ。朝のバイトのお姉さんはやっぱ
りちゃんと目を合わせて「お疲れ様でした!」と言ってくれる。
帰宅してコーヒーを淹れてボンヤリする。ちょっと疲れている。4時間しか
寝てなかったしな。仕事もHPの作業もやめて明るい夕方に食事を作る。
早すぎる猛暑の中でビール。マズイはずがない。きちんと1日を過ごしたの
だ。
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