各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
最長記録的日記 |
7月9日 |
|
ううむ、またやってしまった。しかも1日2回である。
ああやってキレるのは(←キレたんですね笑)真面目にやっている多くの生
徒様に利益を与えないから、スッパリ無視すれば良かったのに。仮定法過去完
了だなあ。申し訳ないですm(__)m
他クラス制度(=欠席した講座を他の講座に振りかえする市進独自のシステ
ム)を利用するのは生徒様の権利だし、それにより偶然に「自分にあう」講師
を見つけられるというメリットもある。何よりも勉強の内容に「抜け」ができ
ないのは極めて大切なことだ。
しかしそれはそれとして、その特定の講義にはそこなりの流儀=やり方があ
るし、そこにロールプレイング的にあわせるのは子どもではない生徒様の責務
だと思う。ノートは取らないは注意されればふて腐れるはさらに注意すれば逆
ギレするは大変なことである。
『うるせぇ! もう俺はキレる寸前なんだ』
と言われてしまったが(授業中に、生徒様にですよ!)、ここまで来るとビッ
クリするというよりむしろ笑いそうになりました。あなたのお母さんやお父さ
んが子どもの教育費のためにどれほど忍耐しているか――キレるというのはか
なり長期的なガマンをした者にだけ許される特権だ――想像もできないのだろ
う。
しかしまあ、とも思う。昨日読んだある本から抜粋。
>解決志向セラピーは、カウンセラーがその人の人生の夢を実現させてあげら
れるわけがなく、カウンセリングが終わった後で結果的にその人の夢が実現す
るかどうかについては、その人の人生の自己責任に属する問題であって、ただ
、その人が支払ったお金に納得できるような範囲のサービスを提供することが
カウンセリングの役割である、という割り切った考え方をします。
そうなんだ、「カウンセラー」を予備校講師に置き換え、「その人」を生徒
様に置き換えればいいんだ。こういう思考システム=割り切りを僕も持つべき
だし、それを実践する必要があるんだ。
暗い話はここまで。とりあえず夏講では「態度の悪い生徒も完全無視、キレ
ない(授業内容はもちろん除く)」ことを目標にします。やぶるよな、ゼッタ
イ。目標とは約束に似て、立てて(結んで)かつ破られることが多いものであ
る。がんばろー。
さてさて今日で市進も1学期が閉幕ということで、僕自身もとりあえず閉幕
。ここから5日間はひたすら準備=仕込みをするわけだ。
今日の(または火曜の)Bクラスで受講した皆様はおわかりだろう。当日演
習プリントの立教大・文03年度の最後の問題だ。
問題:同じ意味になるようにせよ
The sofa makes this room too crowded.
=The sofa takes up too much ( ).
1、位置からの品詞の把握
2、much の理解
3、room は不可算名詞で『余地』という知識
この3つをまとめて利用して答えを出す。1と2をその回の(←ここがポイン
ト)授業で充分に説明しておき、3が入れば次は自力で答えが出せる。
実は予備校講師たちは「いくつかの既習項目を綾(あや=入り組んだ仕組み
のこと)にして生徒様の問題解決能力を上げる」ことを極めて高いレベルで研
究している。前もって準備しなくてもその場で取り出せるほどの一芸と言って
いい。
だからこそ、ノートは取るべきだし講師の話は全て集中して聞くべきである
。というよりむしろ、そうすることで授業に出る意味が発生する。自動車教習
所の学科じゃあるまいし(そこでは出席して眠らなければハンコが貰えて、免
許取得に1歩前進するのですね)、「わからないトコだけ聴こう」なんて器用
な真似はできないですから。って、このページを読むくらいの読者様にはわか
りきっていることですが、夏の前に再確認ってことで。
授業が終わったら予備校の外に「ガテン系」の怖いおっさんたちが何人かい
るのが見える。なんだなんだ、ついに信原への苦情を言いに父兄が乗り込んで
きたのかと思った(これがよくあるんです。スタッフの皆様すいません)。
と思ったら違って、教室から椅子と机の搬出(はんしゅつ=持ち出すことで
す)である。そう、市進はこの夏から「1人机」に全校舎で変更になるのです
!! って、それが普通か。え? まだバラしちゃだめってか? かくすほど立
派なモノか! ってそれは男性の公衆浴場ですね。ああまた下ネタ・・・。
1人机で心配なのは、生徒様がポロポロと物を落とすのではないか、という
ことである。これはけっこう一部の講師たちが話しているのだが、「学力低下
以前に、物を授業中に落とすことがものすごく増えている」のである。
もちろん落とすのがイケナイってわけじゃない。マーカーペンのキャップと
かなくなったら困るし、「拾いなよ」と授業中に言うこともあるし、僕が拾っ
てあげることもある(授業スピードが猛烈に速いのでそのヒマもない生徒様が
けっこういるそうです)。
それにしても、この数年は頻度が増えてきたなあと思う。あくまで一般
論としては手先が不器用だと勉強のデキが良くないと言える(器用だとデキが
いいということではない)。たとえば城南の最上位AL/CPクラスなんて8
0分で誰も1回も落とさないのが普通だ。
ええ〜、そんなこと言われても落としちゃうんですぅぅという悲痛な叫びも
聞こえるのでアドバイス。
・必要最低限のものだけ机の上に出す(前回のプリントや解答やノートなんて
なんて使いませんから!)。
・マーカーのキャップは先っぽの反対側に差し込む(特に水色は常に使うから
、「乾くんじゃないか?」と心配性な人もキャップは空けたままにしよう)。
大雨の中で帰宅。すごく空腹だけど、ビールの前に反省をこめてこの日記を
書いている。そうだよな、どうせアノ手の生徒は1回キリしか俺の授業には出
れないし、相手にすることなかったんだよな。本人以外の生徒様に本当に悪い
ことをしてしまった。
というわけで長い日記はここまで。
「ってか、早くビールが飲みたいんですよね? 今日の授業で、土曜日のBク
ラスは疲れていてビールが飲みたくてたまらないから余談が多くなるんだって
言ってたじゃないですか? 日記も長いときはビールへの渇望が強く存在する
んですよね? 存在するって、 lie +場所の副詞ですよね? ってか天然のヒ
ラメを魚屋で下ろしてもらって、早く刺身で盛り上がりたいって思ってるんで
すよね?」
ああ腹へった。ビールびーる。やっぱりビールだよね!
追記:英語エッセイ読解編「省略は英語と日本語で異なる」、同「省略発見の
前提条件は予想」をアップしました。
|
|