予備校講師でわるかったな!





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ヒラメとホウレンソウ 7月11日
  以前にも書いたように、今年の市進の夏講は1コマ80分→90分に変更と なった。しかも「14コマ完成講座が10コマに」「7コマ完成が10コマに 」「3コマ完成が5コマに」ということで、全ての予習をやり直す必要がある 。80コマ分。はあ。

  10時過ぎまで家事をやって、そこから稼動。
  うりゃうりゃと進めていたら空腹になったのでブランチ。ヒラメの「アラ」 が残っていたのでダシをとって味噌汁を作る。なんとなく「寿司屋のシメ」に 出てくるような一品になった。満足。
  正午前からまた仕事に戻る。


  ちょっと市進ネタに片寄って申し訳ないが聞いてください、奥さん。
  「頻出パターンゼミU」の第5講は「正誤問題」ばっかりなんです。あの、 アヤマリのある箇所を指摘しろってやつ。
  まあそりゃいいんですけど、小問数が80なんです。はちじゅう。英語でい うとエイティです。90分授業で80問って、1問1分ペースで説明しないと 終わらないじゃん。
  まあ別にそれもいいんですよ。得意のウルトラスーパー早口トークという必 殺技がありますから(板書なんかするもんか)。しかしですね、正誤問題って 答えはほとんどすぐに出るんだけど、講師の予習が大変なんですよ。だって、 生徒様が「ここがマチガイかもな・・・」って思う(だろう)ところを予想し なきゃいけない。

  ということは、全文をスミからスミまで精読し、少しでも文法・語法にアヤ マリがありそうなところは辞書で確認せなあかんで、と関西弁になっちゃうわ けだ。

『自分の予習と授業の俺様の説明を照らし合わせ、違うところを身につけろ』

が僕の講義システムだから、解答ポイントだけ言って終わりってわけにはいか ないのだ。
  受験生ならもちろん知っていると思うが、正誤問題というのは形に注目する だけで答えが出せるものが大半だ。上智大学の外国語・地球環境法学部共 通の問題などは、あからさまに(あるいは無意味に)難しい単語を並べた英文でかたち をみる能力を聞いているわけだ。しかし哀れな予備校講師の予習は・・・。一 部を抜粋しよう。

1、〜 wears a daffodil
2、〜 eat spinach

どっちの問題も解答自体は簡単だったが、上記の事情で確認したいことがある 。
  まず1の daffodil は「(何とか)スイセン」という花の名前である。その意 味は覚えていた。大学時代に勉強したイギリスの小説で、何かの象徴として用 いられた花なのである。つまり、意味は問題ないのだ。花をブローチのように 身につけるということであろう。でも辞書を引く。その目的は? 受験生なら わかりますよね。

daffodil は加算名詞なのかどうか?

やってらんねー。答えが出てるから加算名詞で問題ないことはわかっているの だが、それでは正誤問題の予習にはならないのだ。

  次に2の spinach は eat の目的語なので、食べ物に決まっている。スピニッチ ・・・むかしどっかで聞いたことがあるが。辞書を引く。

spinach=ホウレンソウ(不加算名詞)

もうイヤッ!


  こんなことを80個の英文全てに対してやらなきゃいけないのである。労働 効率悪すぎるよ〜と嘆きながら進めて4時前。遅い昼食はカレー。そしてエア コンを切りプールへ。座りっぱなしでクーラー漬け、腰はもちろん体全体に負 担がかかる。たっぷりと汗をかく必要がある。
  6時過ぎから再開。8時にあきらめてビール。

  今は10時過ぎ。これから日記をアップして、ネットで将棋を観ながら予習 に戻ることになる。彼女なんかいなくてもいいから(実際にいないわけだが) 、パチンコで遊ぶ時間くらい欲しいよ。


追記:生徒様は普通に予習しましょう。講義時間の50〜70%くらいで切り 上げるのが理想です。
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