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佐々木が引退 |
8月9日 |
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10時50分から5時まで授業というとかなりラクなようだが、千葉から横
浜への通勤時間があるからそれほどでもない。感覚的には昭和30年代のサラ
リーマンみたい(注:イメージは『サザエさん』の波平ね)だ。
城南予備校の講師室にも喫煙所ができた。
3人も入ればイッパイの狭い空間ではあるが、まあこれもしょうがないのだ
ろう。
灰皿に黒い粉が残っている。なんだ? パイプでも吸うやつがいるのか・・
・と思っていたら、これがニオイ消しためのコーヒーの粉である。なんという
リッチな話なのか。メロンパンを拾って食べかねない僕からすれば「シット」
としか表現できない。そ、そ、そのコーヒーの粉のぶん、俺の時給に加えてく
れぇぇ! という感じである。
5時過ぎの電車で帰ると、いつもと違って車窓が楽しめる。
鉄道オタクにして切手収集家である僕としては(注:いずれも昔の話)癒し
の時間と言える。読書は中断して景色を見るが眠ってしまう。移動の疲れもあ
るし、けっこう早起きなのだ。しかし電車に揺られて眠るのも1つの癒し。
プロ野球の横浜ベイの佐々木の引退試合。
常に真剣であったとはいえないにしても、ベイを応援して25年近くになる
。佐々木はその中でも1番に近いほどに好きな選手だ(彼に関しては後日エッ
セイに書きます)。
さて引退試合は2回に巨人のK選手と対決しただけのようだ。
つまらない勝負だった。茶番劇だった。
結果はKの三振。彼は涙を眼にためて打席に立っていた。そんなことで打て
るわけがない。
下らない感動は勝負が終わってからでいい。
ずいぶん昔に、ヤクルトの松岡が引退試合で若菜(だっけかな?)というバ
ッターを敬遠せずに勝負して、ホームランを打たれたことがあった。
投手は、抑えるためだけにマウンドに立つわけじゃない。打たれるのも1つ
の結果であり、それがたとえ引退試合でも同じ条件であるべきだ。
この10年でもっとも活躍した名投手の1人であるといえる佐々木は、感情
に流された元一流の打者(今年の打率は2割ちょっとである)を三振にうちと
って現役生活を終えたのだ。
もちろん、ハンパな時期に引退を決意し花道を飾ろうとした佐々木に最大の
責任がある。それにしても、それはないだろう・・・と思ったのは僕がベイと
佐々木のファンであるからだけじゃないはずだ。 |
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