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サッカーボール的な虐待 |
8月14日 |
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やぁやぁどうも、受験生の皆さんこんばんわ。涼しくなるかと思いきや、全
開で暑いですね。
皆さんが勉強に打ち込んでいるときに、先生は夏休みです。快適だ(^_^)
2時半に寝たのに6時に起きて掃除と洗濯。
人生のあらゆることが「押せ押せペース」で来てしまったので、ちょいと気
合を入れて丁寧に部屋を片付ける。講習も残り40コマということで、終了し
たテキストを押入れにしまい、同時にアイロンをかける(注:アイロンは服に
かける)。
とうぜん眠いので8時から朝寝。汗をかきながら惰眠をむさぼるのはステキ
ね・・・と思ったら電話で起こされる。
久しぶりのクーラーなし=ダラダラ生活に入る。将棋を観ながら食事を作り
、それが終われば読書をしながら高校野球を観て、気がついたらソファで睡眠
に落ち・・・という調子だ。
2時過ぎに酷暑の中を短パンとポロシャツで外出。親友S君の家で将棋を指
すのだ。例によって生後1年ちょっとの坊やを虐待する予定もある。
まずはオミヤゲに「知育玩具」を買いに行く。デパートのキッズコーナーは
不慣れな場所。
機関車トー×スあたりでお茶を濁そうとしたら「6歳以上」と書いてある。
6歳にもなってこんなオモチャで遊ぶのかよという感じがするが、それは僕に
「基準」がないからだろう。
サッカーボール状の物体にボタンが4つくらいついていて、ボタンを押すと
喋りだすという不思議な物体を買う。対象は1.5歳以上とのことだが、まあそん
なのはすぐだろう。
S君宅に着くと、またも坊主は泣き出す。
前回の訪問は2月くらいだった。7ヶ月児が13ヶ月児になったのだから、
人生経験が5割増しになったことになる。どうやら人見知りをするらしい。も
う少し成長しているかと思ったんだがなあ。しかもいまだにビールも飲めない
らしい。
S君と将棋を1時間ちょっと。
またまたその間に奥さんに食事を作らせて、30男2人が真剣にゲームに興
じるのだ。これも人生よのう。
ビールを飲みながら食事をご馳走になっていたら、坊主がお昼寝からお目覚
めのようである。またも僕の顔を見て泣き出す。お前は学習機能がないのか。
坊主にS君が食事を食べさせたあとで、おみやげのサッカーボールを開封す
る。「のぶはらのおじさんがオミヤゲだよ・・・」
ボールに単3電池3本を入れたら、あろうことかボールが自力で動き出す。
戦車のキャタピラみたいなものがあるわけじゃないから、重心を移動させる
だけで動くのだろうか。しかもご丁寧に半径30センチくらいの中で動きが完
結する(しかも無限に動く)という不気味な物体であり、動いているところを
捕まえてボタンを押すと意味不明の日本語をサッカーボールごときが喋りだす
のだ。ハッキリいって、大人の僕からしても恐ろしいボールである。こんなん
で知育になるのかなあ?
坊主がボールを見る。
「うぎゃぎゃがや、うげうぎうぎゃああああ」
と大泣きする。
おそらく僕は「職業不詳にしてヘンなものを持ってくるおかしなオジサン」
として彼の頭脳にインプットされたことだろう。
というわけで、予備校講師の夏休み初日は「軽度の幼児虐待」で無事に終わ
ったわけだ。
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