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scolding so much 9月21日
前記:受験生にとっては大切な内容が書かれています。一般の人はまあ・・・読 み飛ばしてもいいかも。


  速読ゼミを担当して8年目、今年が史上最低である。
  まさかこの授業で怒鳴るとは思わなかった。きつく注意したり、厳しく問題点 を指摘したりするのはよくあることだけど。


  程度はあるにせよ、生徒様が問題の答えを間違えることに怒るはずがない。間 違えるから授業を受けるんだし、間違えやすい部分を修正する小さな手助け( a little help )を与えるために授業をするからだ。
  しかし、それ以前のために指示したことをやってくれないのでは授業が成立す るはずがない。今日キレたのは、生徒様が『内容一致の正解の根拠となる箇所の メモを残さなかったこと』に対して。


  長文内容一致のポイントは4つだけ。

1、本文の該当箇所が読める
2、選択肢が読める
3、該当箇所を(決められた時間内で)見つけられる
4、本文と選択肢の照らし合わせができる

  現実的には1が曖昧(ゴイ力と精読力の不足)、3の時間切れ、この2つで正 解できないことが多いだろう。
  あるいは2という論外の場合もあるだろうし、4は巧妙なパラフレーズにだま されるという場合もあるだろう。
  しかし、この4つの点をクリアする前提となることがある。それが前述の『内 容一致の正解の根拠となる箇所のメモを残す』ことだ。該当箇所を間違えるとい うことは普通はありえない。つまり、読むべき箇所がわかっていて、それでも1 か2か4ができなくて間違える、これ以外に間違えるパターンは存在しない。


  もちろん、その「一致箇所は把握している」前提の下に授業をする。
  言い換えれば、速読ゼミで説明するべきことは1と2と4に集約される。その 中で、「どのように今あなたは間違え」たかを指摘し、「どうすれば正解にたど り着けるか」あるいは「最悪でも2つの選択肢まで絞るか」を指摘するのだ。

  ところが、その「一致箇所のメモ取り」をしていない生徒様はボロボロと「本 文に言及のない」選択肢につかまって終了する。
  模擬試験で内容一致ができない学生の9割程度は「書いてあったような・と思 う」程度を根拠にしている。これでは何問も問題を解いたところで進歩するはず がない。受験勉強とはあなたの主観を問うのではなく、客観的判断ができる知的 人種かどうかを試すものである。


  どの授業でも繰り返し言っていることだが、「じゃあ、それは本文のどこに書 いてあったの?」と逆に質問されて答えられないなら、その選択肢を選んだ意味 がない。本文に書いていないことは絶対に正解にならないし、正解になる選択肢 の内容は絶対に本文に書いてあるからだ。

  つまり、該当箇所を明らかにすること(本科では予習、速読では演習中)で自 分の問題点が、先の1から4のどれにあたるかハッキリする。それを地道に修正 していくのが受験勉強だ。


  僕の授業を受けていると、マーカーペンのチェックだけで勉強したような気分 になる愚者(ぐしゃ)がいる。大切なことは、説明されたことを次回の演習なり 模試なりでいかに使っていくかということだと意識せずに。
  まあもちろん、全員の受講生がそうだったということではないんだけど、速読 ゼミ以前に本科で僕に鍛えられてください、と叫びそうになりましたです、はい ・・・ってここで書いてるんだけどさ(笑)。


  頭に血が上ったせいで胃痛が飛んでしまった。
  次のDクラスでは怒涛(どとう。すごいイキオイがあることのたとえ)の授業 を展開する。舌のスベリもなめらかに、高速の板書。しかし、もっともっとスピ ードを上げたいという僕の希望に僕の肉体がついていかないほどだ。
  しかし、3ページ弱の長文を全文精読する解説70分って、我ながらすごいよ なあ。あおりを受けた生徒様ごめんちゃいm(__)m


  さてさて懸案の胃痛だが、昨日から服薬(ふくやく。薬を飲むこと。英語では  take medicine )している甲斐があるのか良化傾向にはなってきた。  たった今、 medicine を辞書で引いてみたら(←文章上のウソ)『笑いが最良の 薬( Laughter is the best medicine )』と出てきた。僕の場合は件名なのだろ うか?

「あの・・・叱られた俺たちの立場は・・・」

まあまあいいじゃないですか。よくないか。よくないよね。あれ、いいのかな?  すいませんね、悪ですから、許してあげてください。ビール飲もうっと(^^♪
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