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6コマなので授業ネタのみ 9月24日
  攻略センター講座の初日。
  最高点は196点の外部参加生(200点満点)。次点は193点。

  正直に言って、このレベルまで来ると参加してもらう意味がないんだよねえ。 この時期の現役生で190を超えるのは東大・京大のボーダーラインにあること は確定的だ。問題は「センターなんて問題にしない能力」になってくるから、申 し訳ないけど講座的に教えることはない。
  それでも最高点の彼女はニコニコしながら受講してくれる。ありがたいことだ 。

  最低点は73点。
  これはこれで、この講座の意味からハズれてしまう。
  この時期の受験生で100点を切るレベルになると、大学受験そのものが危険 になっていると言える。まずやるべきはテキストの予習・復習、語彙暗記の励 行。「自分は授業を真面目に受けている」という言い訳をするのが最悪のパター ンだ。

  中間層の参加が異常に少なかった。
  センターに限っては、今の時期に100〜130点のレベルがもっとも「対策 で効果が出る」層である。僕の担当講座はこれが最初で最後ということで惜しみ なくアドバイスをする。

  第2問AとCの連関、点数を拾える設問、拾う努力が無駄になる設問、第3問 Cの英文空所補充の絞り方、第4問の「取れるはずなのに落とすパターン」、第 5問のビジュアル問題のヒッカケシステム、第6問の小説の読解と設問処理、そ もそも時間配分とはどういう意味か。

  僕はいわゆる「受験テクニック」を嫌うタイプだが、センターに関してだけは たくさんの方法論を持っている(注:あまりにも貴重なのでウェブで無料公開は しません。こればっかりはメシの種の中核すぎるので・・・って、まあどの問題 集にも書いてあるかもしれないけど)。
  というわけで、受講生は来週の演習でそれを活かしてみてください。もちろん 、そう簡単にハマるわけじゃないけどね。

  ちなみに来週はリスニング対策についても語る。
  今日の調べによると、リスニングを考査対象にする大学・学部のほうが圧倒的 に多いんですね。受験生はちゃんと自分の受験大学の実施要項を確認するように 。


  長い昼休みは駅前の老舗風ソバ屋へ。
  なかなか風情のある店だ。ブラウマイスター(生ビール)を扱う珍しい店であ り、もちろん座敷席のみだ。雰囲気としては、

「小股の切れ上がった29歳人妻と、昼下がりに焼きナスと出し巻き玉子をサカ ナにビール中ビン2本のほろ酔いを楽しみたい」

という感じだ。あー、おっさんの発想だなあ。


  鞄と傘を抱えて本屋へ。またまた読むべき本が少なくなって焦っているのだ。
  しかし「目が合う」本がない。なんでだろう。そうだ。新しいベッカムたけし の法則を発見した(←古いのはあったのか?)。

「手荷物を抱えていては、書物に手は伸びない」

どうですか? え、ゴロが悪い? ケッコウ比喩が巧妙だと思うんだけどなあ。 わかりにくいか、そうか、そうだね。


  今年度はハズシの1年で終わってしまいそうな気配。
  9月になって他クラス生が増えてこないのはこの10年で初めて。これも新課 程と僕の授業リズムがあっていないということなのか。あるいは他の理由がある のか。それはともかく、生徒様とのアイコンタクトが異常に多い自分のスタイル を続行する。そして新しいネタも試してみる。
  今日の余談。

1、寝台特急「日本海」はとんでもない距離を走る電車である。大阪から函館ま で18時間もかかる。乗りたい。ソソル。
2、木の根っこをくくり抜いて、木切れをパドルにしながらワニの泳ぐ河を渡る 古代人の絵。

  ちゃんと授業のネタと関連しているんだけど、生徒様は「・・・」という顔で 下を向いている。面白いと思ったんだけどなあ、ちょっと俺がズレてんのかなあ 。
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