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魔法の功罪 |
9月26日 |
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空気が乾いたせいもあるのか、体調が良くなってきた。
城南予備校2学期分の予習はCPクラスを除いて終了。掲示板の返事を書いた
り、生徒様からのメールの返事を書いたり、焼きそばを作ったりしていたら出勤
時間。
今日こそはとソバ屋Rに向かうが、なぜか満席。しょうがないのでラーメンの
一風堂へ。騒がしい上に混んでいるが、席につけばサーブが速い。650円とい
うのもチト高いし、替え玉を頼まないと量が少ない感じ。
しかし初期中年としてはこれでガマン・・・と店を出る。
CD屋の前を通り過ぎたらミスチルの新譜が発売されているようだ。買っちゃ
おうかな・・・と心が揺れるがこれもガマン。ミスチルにハズシはないと確信し
ているが、僕の経済状態は良くない。
この数年は収入が横ばいだから、衝動買いでムダな出費はしたくない。食費と
書籍代と仕事には金をケチらない。それらは確実に自分の滋養になるから。
とカッコよく書いてはみたけど、パチンコに行くと平気で3万以上負けてても
突っ込む(玉を買うことです)からなあ(^^ゞ
質問が相次ぐ。
基本からハイレベルまでいろいろある。時制(時と条件の副詞節)から、 more
と現在完了形の相性に関するものまで。面白かったのはIMクラス生の質問。
> By the time の後ろだから現在形じゃないんですか?
わかりやすいほどに、ちゃんとした授業を受けてこなかった被害者だ。こんな発
言が出てくるのは1学期に教えた講師だか先生だかの悪行である。
僕は原則的に自分以外の「教える人」の批判はしないことにしているが、ちょ
っとこれじゃあ高い受講料を払っている生徒様が悲惨だよなと思う。本質を教え
る必要はないと逆説的に信じている一方、ただ問題が解ければいいという発想に
は反対している。
まあどうせ
「はい。プリントと同じですね? ほら、このプリントのルールを使えば解けま
す!」
みたいな授業で満足させられてしまったのだろう。生徒様は、その手のプリント
が逆算して作られていることに気がつかないに決まっている。そのプリントが魔
法になっていることにも気付かない。そんな魔法が入試の現場に現れないことさ
えも。ありがちなパターンだ。
だから(というか)丁寧に副詞の考え方を説明してあげる。
指定校推薦決定→今日が最後の授業という報告。
英語はこの後で何をすればいいのかという質問。社会の先生は「もう何もしな
くていい」と言ってたけど、大学に入ってからも英語は大切ではないか・・・と
。
これも答えは明晰。目的がなければ英語は勉強する必要がない。英語ができる
から有能という神話から日本は脱却するべき時期に来ている。大学入学が決まっ
た18歳が意味もなく英語なんか勉強する必要はない。大学の語学? あんなも
のクリアできないレベルじゃあ、人間力が低すぎるんだよ(とは言わなかったけ
ど、当たり前だ)。
城南の2学期も3回目ということで、生徒様の顔が見えるようになってきた。
IMとEXは今日からスタートした熟語テストのデキが悪い。
「まー、来年も城南にお越しください。経営がきつくて大変ですから! ついに
千葉県まで進出ですから! 柏校が来春開設ですから! おっと、これはまだ喋
っちゃいけなかった!」
冗談はともかく、IMは第5文型と受動態の説明で顔をしかめる生徒様が多い
ようだ。EXはまあまあ順調。CPは長文の反応速度に少し問題があるかもしれ
ない。どのクラスでも力説しすぎて数分延長。俺も甘いなあ。
帰宅して「プチすき焼き」を作る。
ビールを終えて、シーバスリーガル12年というウイスキーに移る。こいつは
、なぜだか秋の和食にピッタリくる。うん、これも魔法だ。
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