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正解は「おから」 |
10月25日 |
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将棋の竜王戦が開幕。名人戦に次ぐビッグタイトルだ。
竜王は21歳の渡辺明(ブログはここです)。
羽生、佐藤、森内といったいわ
ゆる羽生世代=70年前後生まれが棋界をリードして10年。追いかける世代が
出てこない中で、20歳で森内から竜王を奪取したのは昨年のこと。
現役棋士で生涯勝率7割を越える4人のうちの1人だ。
挑戦は木村一基。タイトル初挑戦。プロになるまで12年かかったという晩成
タイプ。しかし生涯勝率はやはり7割を超えている。
つまり、「これから棋界をリードする(であろう)」2人のタイトル戦だ。9
時から衛星放送で観戦。ま、1時間で10手くらいしか進まないんですが(^^)
10時から大掃除の続き。
お日柄もいいし風邪も治りつつあるし、いい気分だ。今回のテーマ。
1、とにかく捨てる。
2、迷ったら捨てる。
3、見なかったことにするのもやめる。
問題は3なんだよな、どーみても(-.-)
押入れという名前で呼ばれる魔宮の伝説を探検するのが非常にハードである。
校舎に行けば数学講師BとCがいたのでバカ話。
B「この3人で(授業を)一番ヤル気がないのって誰ですかね?」
私「それはどう見てもCであろう」
C「そんなそんな(煙草をもみ消す)。私は教室に行けば萌えてます(漢字が違
うんじゃないか)」
私「そうかあ。外見からするとそうだけどなあ」
B「・・・(苦笑)」
C「人は外見じゃあわからないんですよ、センセイ?」
私「甘いね。人は外見でその中身を判断するんだよ。中身じゃない、どう見える
かが問題だ。他人を判断するとき、7割は外見で行うんだ」
B「・・・(力強くうなずくフリ)」
C「そうか。だからセンセイはヤル気があるフリをしているんですね? サイト
で『いかに自分はヤル気があるか』を宣伝してるじゃないすか。やっぱり実はヤ
ル気がないんですね?」
私「なんと失敬な。バレてたならしょうがない、じゃないや、ヤル気があふれす
ぎていてヤレないだけだ。あ、これは関係ないな。では失礼する」
授業で by-products (副産物)という単語の説明をした。本文を和訳すると、
>19世紀の科学の現実的な結果の多くは、あいかわらず科学的好奇心の副産物
にすぎなかった
という内容である。科学が実用に供されるまでの歴史を説明する英文である。
「副産物」と訳しても意味がわからない可能性があるので、和訳を説明するの
は適切なケアである(ヤル気の具現)。
豆から豆腐ができる話を例に、珍しく生徒様1と2を指名してみる。
私「さて、副産物は何かな? 1さん、どう?」
1「湯葉!」
私「・・・(なんとブルジョアな生徒なのか)。それはね、豆腐ができる前の上
澄みなんだよね(文末注)。じゃあ2さんはどうかな?」
2「豆乳!」
私「・・・(まあいいや)。豆乳を煮詰めると豆腐になるから副産物じゃないよ
な(文末注)」
この例でわかるように、和訳を与えるだけで問題が解決することはない。
背景知識と常識と日本語力を育てること。これは僕の職能の1つであり、この
HPの運営目的の大切な一部である。
そしてそれらは、教えたいという意欲(ヤル気)によって支えられるのだ。
注:大豆を煮詰めて、絞った汁が「豆乳」。残りカスが「おから」。豆乳を熱す
ると表面に皮膜ができ、これをすくったものが「湯葉」。豆乳に「にがり」を入
れると凝固するものが「豆腐」。さすがの僕も自分で作ったことはありません
(^_^;)
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