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どれを切るか、何を拾うか? |
10月29日 |
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やや寝坊気味。お昼になったので昼食作り。
先日の「イクラのしょうゆ漬け」はそろそろ食べ切る必要がある。ようしやっ
てみるかと人生初の「寿司飯」作り。
ネットで調べてみると、お酢と砂糖と塩で作るとか。分量がよくわか
らないが、そこは必殺の目分量でクリア。いやあ、こんなに美味しいとは知りま
せんでした。
2コマ連続のCクラスへ。
前半が文法系で後半が長文系の授業。2学期になってから気にしていることが
あった。
「後半の長文の授業になると生徒様が減るな。他クラスで受けているのかな?」
調べを入れると他クラス(他の曜日の同レベル講座を受講することです)して
いるのは20%弱。かなり真剣にキレる。
「おい。長文をさぼっているボケども。俺は文法と長文の授業をセットで展
開しているんだ。片方だけ受けても意味がないから、さぼっているナスは2度と
俺の教室に入るな」
授業に追加する問題演習プリントは授業とのリンクを考えて選択している。
その日の授業で使ったネタを使えるもの。あるいはその直後の授業で扱う項目
の先取りをするもの。
しかも最新の(といっても、この数年程度)関東圏にある「いかにも生徒様が
受験しそうな」問題を選ぶ。今日の文法コマに用意した問題は「学習院大学の語
彙レベルの意外な高さ」がコンセプトだ。しかも長文コマは同じ学習院の長文を
扱う。
テキストに準拠した使いまわしのプリントなんか使うものか。俺はプロだ。
キレた結果、今日のところは長文バックレ者はゼロ。そこまで言われなければ
わからないほど知能が低下しているんだなあ。
自力で長文を勉強するのは、ハッキリ言って偏差値60以下の人間には無理で
ある。
正確に言えば無理ではないが、効率が悪すぎる。巷に出回る問題集もクズがほ
とんど。予習をして授業を受けるほどオトクなものはないのだが、それ以前の段
階ということか。
いつだったか、ある英語講師と話したことがある。
「やつらはひたすら単語の意味を書き取っているけど、あれはいつになったら覚
えるんですかね?」
「覚えないんだよ」
「あ、そうか。でも、たいがいに『単語がわかって始めて・・・(初歩の段階が
始まる)』とか気付かないんですかね」
「無理無理。覚える努力なんかしないんだから」
「まあこっちは意味だけ言ってニコニコしてりゃいいんだから、それでいいんで
すけどね」
「俺はニコニコしないけどさ(笑)。そうやって毎回のように意味を写している
ことが勉強なんでしょ、あの人たちにとっては」
「そうなんすか!」
「向上するとかが目的じゃなくて、机に座って単語の意味を写す、それが勉強。
その先に合格がある(と彼らは信じている)。それで合格しなかったら『受けた
意味がなかった』とか言い出す程度の人種なんだよ」
帰宅して、ある予備校講師のブログを拝見する(他の予備校所属なのでリンク
は貼れません)。
>僕なんか生活時間を削るために(信原注=問題研究の時間を確保するため
)M屋やY野屋で食べてるんです。
僕はそこまでいかない。
だから夕飯を作ってビールを飲む。そうなんだ、まだまだ僕が甘いんだろうな
って悔しく思いながら。
追記:エッセイ163「国勢を調査しちゃうんだ。」をアップしました。
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