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しゃーないでは済ませない |
11月7日 |
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ホームページが見れない状態は変わらなかった。
しゃーないのでプロバイダー様に電話する。9時からスタートなので9時にビ
シっとかけたら1発でつながる。
50分くらいかけてあーだこーだやっていたが「どうやらPCのブラウザがお
かしいようですね」となり、PCの会社に聞いてみろとのこと。
こりゃまいったな・・・。
このPCを買って1年半ほど、今まで不調になったことが1回もなかった。こ
れは奇跡に近い。だから「不調のときはとりあえずアレをする」ことを忘れてい
た。
正 解 は、 再 起 動。
イッパツで治った・・・orz
なんでこんな単純な「解決法」に気がつかなかったのか。それはつまり、「そ
の経験を忘れていた」ことにある。
失敗から教訓を学ぶのが人間の証であるなら、失敗と教訓を一緒に忘れるのは
バカの証である。というわけで、受験生諸氏もそのあたりを考えて勉強するよー
に(いい話にスリ代える)。
おかげで生活時間が押してくる。
予習は終わっているのでひたすら勉強する。木曜日から土曜日まで思いっきり
羽を伸ばしたいから、がんばる。
短めの長文を7題ほど(90分)。短文は20分やったから小問数で80問は
解けただろうか。
城南横浜校に着けばHチューターがやってくる。
来週13日の日曜日が予備校主導の最後の模試とのこと。センター試験タイプ
の模試なのでアドバイスは何かないかとのこと。
センター試験は全ての受講生が同じ価値観で受験するものではないから、僕と
しては基本的に授業内でアドバイスをしないようにしている。
そのあたりの「指導の意味合い」を話し合う。どうしてもアドバイスをしてや
ってくれというH氏の論調なので、やむをえずIMとEXのクラスで14日に(
ここがミソなんだが)プリントを配ることを承諾する。
IMクラス。
テキストを終了7分前に終わらせて5分間で過去問演習をしてもらう。カンタ
ンな解説をしていたら1分強延長してしまう。
最後の問題の解説が終わるか終わらないかのうちに、一部の生徒が帰宅準備を
始める。やれやれ。善意の延長(それ自体は悪いと思うが、テキスト解説は終わ
っているのだ)ですら受け取りたくないLD児=学習障害者のいるクラスなんだ
。
「延長してすいませんでした。帰る準備をしているヒトがいるので、最後の挨拶
はしません」
教室を去る。来週の授業ではセンターのプリントは配らないことに決める。
3コマ終わって質問が来る。
どこかの模試(選択肢から判断してセンター形式
か私大模試と見た)の整序問題(詳細は忘れました、ゴメン)。
主語 is ( ) and passed on.
1、culture is shared
2、the means
3、which
4、one of
5、through
明らかにどこかで見たことがある問題だ。今まさに調べたら、この問題は19
96年度センター本試験、第3問の問2のパクリである(オタクですいません)。
それはともかく、生徒様の言い分は以下の通り。
「 one of which ってやっちゃったんですよ」
「 through which なんてありなんですか?」
「 in which イコール where みたいなのがあるんすか?」
「 through を辞書で引いたら、〜を通り抜けてってあったんですよ。で、 through
which なんて出てなかったんですよ!」
正解できなかったのはいいとして、まあハッキリ言ってセンターまで90日の受験生としては
「脳みそ腐ってんじゃないの。質問の前に病院行けば」
というレベルである。この生徒様の所属クラスは尋ねなかった。
こんなしょうもない質問を持ってくるのはIMしか考えられないからだ。
ここは強調しておきたい。
もちろんこの質問をした彼を責めているのではない。偏差値50前後なら彼の
言うようなミスや誤解があるだろうし、そこは授業で扱うなら丁寧に解説させて
いただく重要なポイントだ。
しかし、この程度のことがわからない生徒様が所属するレベルのクラスの一部
が、講師が「終了の挨拶」をする前に帰宅準備を始めるのが城南予備校の下位ク
ラスの現状なのだ。
頭が悪いのはケッコウだ。
前置詞 through の意味を知らないのもケッコウだ(1浪すれば大学と名前のつ
く場所には出入りできるだろう)。
through which がイディオムだと思うのもケッコウだ。
いかなる愚かな質問もケッコウだ。むしろ歓迎だ。
しかし、人間としての礼節を欠く人間であってはいけない。
こんなことをこのHPに書いたってムダだとは思う。でも、と僕は思う。
誰かがこの世界の愚かさを指摘し、それに賛同する人材を集めなければ、どこ
までも世界が下流社会になっていくんじゃないか。違うかなあ。
追記
1、数詞プラス which は、その後ろに名詞の欠落文が来る。
2、関係代名詞の前におく前置詞は無限にある。
3、前置詞プラス関係代名詞を関係副詞に置き換えられるのは事実だが、いつも
置き換えられるはずがない。
4、前置詞プラス関係代名詞はイディオムではない。元の文を考えるから前置詞
が特定される(英語エッセイを参照のこと)。
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