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予習の甲斐がないもの、それは競馬 |
12月4日 |
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4時間半睡眠で中山競馬場へ。
指定席を取ってくれたBBQ数学講師Cと一緒である。朝の1レースから馬券
を買うなんて、10年ぶりではきかないような気がする。
馬券を買うだけではつまらないので、「5着当てゲーム」をやろうということ
になる。
これはその名前の通り、あるレースの5着を当てることである。馬券の対象に
なるのは1〜3着なので、それ以外の部分でも楽しもうという健全な遊びである
。
5人くらいで行った場合は「チョコレート」を積み立てシステムで賭けること
が多いが、今日は2人なのでツマラナイ。何を賭けるかとCに聞いてみる。
C「では朝のホットコーヒーなど」
僕「おれ、さっき下総中山のマックで飲んだよ」
C「じゃあ昼メシにしましょう」
僕「そうか、決まり。でもさ」
C「なんすか」
僕「昼飯って、レベルというかランクというか、要約すると金額が違うじゃん」
C「まあ、一般席(指定席以外)に降りて焼きソバの買い食いでもいいし、レス
トランでもいいですね。先生は何がいいすか?」
僕「いや、そうじゃなくてさ、5着当ての商品としてさ」
C「あー。それは簡単じゃないすか」
僕「今からメニューを決めるのか?」
C「まさか。勝ったほうが指定できるんですよ」
僕「・・・。あのさ、文脈読めよ。カケソバからウナギまであるってことよ」
C「そんなん簡単じゃないすか。勝ったほうが無条件に選べる」
僕「・・・」
真剣に当てようとするが、5着も馬券も当たらずにお昼になる。ここまで5レ
ース終了。
C「お互いに的中なしですか」
僕「当たる気がしねーなあ」
C「ここらで本気になりますかね」
僕「まったくだなあ」
さらに7レースまで当たらないが、8レースでCが軽く的中させる。
僕「じゃ、この辺で指導を仰ごうか」
C「なんすかそら」
僕「いや、君はちゃんと研究しているだろう? 勝負レースを教えたまえ」
僕と違ってCは熱心な競馬ファンである。
わざわざ僕を誘ったのだから、そのくらいの施しは用意しているはずだ。
C「そんなんないっす」
僕「またまたぁ、社長?」
C「用意してこないんです、そういうの」
僕「じゃあどうやってここまでの負けを取り返すのよ?」
C「今から決めます」
僕「それって・・・」
C「そこまでの負け額に応じて勝負レースを設定し、(金を)ブチ込みます」
僕「あのさ、基本の感想で悪いんだが」
C「なんです?」
僕「それって、ただアツくなってるだけなんじゃ・・・」
C「そういう解釈もありえます」
最近の競馬経験がゼロに近い僕(明白な言い訳)は連敗街道。
16レース買って的中なし。Cは20レースくらい買って何本か細かいヒット
を稼いだようだ。
僕「むーん、34000円の負けだ」
C「ははは、僕はそれより・・・です」
僕「そうか(ザマーみろ)。いくら持って来たの?」
C「××万円くらいです」
僕「・・・(-_-)。それって、俺の日記では伏字にするべきだよね?」
C「当然です」
またまた下総中山駅まで歩く。
冷たい雨が降っているが、僕は傘を持ってこなかったのでズブ濡れだ。
僕「こうなったからには」
C「呑みには行きませんよ」
僕「マジっすか」
C「用事があるんです」
僕「ほう?」
C「クリスマスパーティーが」
僕「なんだと(-_-メ)」
C「ワンコの、です」
Cには愛犬がいる。
僕「犬コロごときがパーティーなのか?」
C「私は付き添いです」
僕「答えになってないだろ」
C「うちのワンコは」
僕「ふむ」
C「先生と違って」
僕「むむ?」
C「セレブですから!」
僕「なんだとッ!」
C「いや、私はあくまで付き添いです」
僕「・・・フォローになってないぞ」
雨の中でトボトボとスーパーに寄る。
帰宅して冷えた体を風呂であたためる。それにしてもな。
1、3連単(1,2,3着を全て順番に当てること)なんか当たるもんか
2、僕の見込みと予想は占いなみに当たらない
3、16レースで全て当たらないのはCの指導が悪い
こういうのを八つ当たりというのだ。まあ、ゲーム的には楽しかったけど、そ
れでもな、なんかなあー。
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