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偽善の笑顔で餅代かせぎ! |
12月18日 |
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12日連続授業は6日目。昨日から100分4コマの8連荘の2日目だ。
エッセイの「予備校講師の実情」シリーズではないけれど、年度最後の稼ぎ時
である。
大手予備校の講師は「あ〜1日2コマ。しんどいよね〜」などと言っているら
しいが、中堅予備校の走狗(そうく。下っ端の労働者のたとえ)である僕はそん
なことは言ってられない。たっぷりと頂き申し上げたコマ(授業単位です)を誠
実にこなし、乏しい財布を100円玉であふれさせることが目的の冬である。
言うまでもなく、コマを恵んでくれた予備校に感謝しなければいけないし、講
座を取ってくれた生徒様には笑顔で応えなければいけない。
まずはイディオムゼミから。
もちろん再放送なのでラクである。前のタームに続いて生徒様はほぼ真面目に
やっている。ただ、手元を見ていると2種類の生徒様がいることがわかる。
・昨日やったものを覚えていない人
・昨日やったものだけは覚えてある人
こればっかりは注意しても叱ってもどうにもならないことも知っている。
こんなこと書いてはナンだが(恒例のように書くのだが)、ただひたすらイデ
ィオムを板書するだけの授業で、覚えないなら金を払った意味ないじゃん。
さらにひどいことを書くと、ただひたすら意味や言い換えを説明・板書をする
だけで収入になるのだから、これほど楽しいことはない( Nothing is more
pleasant than this. )。時給労働者なので、黒板に書くたびに100円玉がチ
ャリンチャリンと落ちる音が頭の中で聞こえる(*^_^*)
来年も担当させて貰えるように一所懸命がんばろう(あ、板書を、です)。
おっと、アクセント規則に関して質問が来た。
「 ate で終わる単語は2つ前の母音」に関して。長くなるので要約する。
・「母音」は発音の母音であって、スペル(書き言葉)の母音ではない。
要約するわりに内容が短いという説もある。
考えれば当然のことではあるが、「母音(ぼいん)」の「音」は発音の「音」
である。したがって、発音してみて母音を見つけられないと(つまり発音できな
いと)アクセントは見つけようがない。
これに関しては夏の講座で話したので「もう大丈夫だろう」と考えた僕の計算
ミスだった。ということで受験生はよろしく!
総合英語C。
やはり学力低下またはゆとり教育のおかげで、伝える情報が多くなる。2割の
生徒が間違えるならサラッとポイント指摘で終わるが、7割間違えていたらそれ
は力説ポイント。BBQ数学講師Cをその辺を議論。
僕「でさ、力説が多くなりすぎてんだよね」
C「盛り上がりまくるんですね」
僕「そう、絶叫トークの50分なのよ」
C「盛り上がりポイントが多すぎて」
僕「ふむ」
C「かえって全体としては盛り上がりに欠ける、みたいな」
僕「・・・(やはりロクでもない奴だ)」
まあ確かに「メリハリをつける」という言葉が示すのは「山と谷を作ること」
ではある。山だらけでは生徒様は大変である。今まさに、発音にからめた面白い
オヤジギャグを思いついたが問題がありそうなのでやめておく。
それでも生徒様にも僕にも集中力があるので楽しいのは昨日と同じ。なぜなら、
君たちには合格という目標があるからだ(僕には件名の目標がある
からだ)!
それでいいのか、という疑問は持たないこと。以上。 |
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