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回転は力なり 12月27日   読みかけの本が多すぎる。   椎名誠のエッセイ『本の雑誌血風録』がビールのつ まみ、ヒマがあれば『おもしろ鉄道雑学９４』、通勤電車で何とかという現代文 の本、寝る前には春樹の『海カフ』という具合である。今日からは昨日買った『 不勉強が身にしみる』を空き時間に読むしかない。 The busier you are, the more you want to read.  （忙しいほどますます本が 読みたくなる）   ２年生のクラスは難関の「比較」２連続。   比較級・原級の同形反復とそれにともなう導入、「すればするほど構文」の作 り方などの基礎を扱った。生徒様の反応はまずまずという程度。集中力があるよ うなので、まだ最初だからこんなもんかなと思いながら進める。   受験学年が来る前に「下積み」を入れておくのは受験生にとって非常に有利な ことだし、僕の望むところでもある。少しずつ積み上げること。 ☆２年生に告知 １月２２日の『センター先取り講座』を市川校で担当します。１年間の受験へ の方向性を決める大切な講座なので、忘れずに受講してくださいませm(__)m   オリジン弁当（ホイコーロー）を食べてから校舎移動。   何かと人と話す用事が多く、ちょっと気疲れする。やっぱ多少は睡眠不足だし なあ。   長い休み時間に入ると、予備校の本部から電話。２月の体験授業の依頼である 。   依頼は２月１９日のみ。これで２月は１８連休→１日仕事→１８連休が確定し たわけだ。良いか悪いかは微妙なトコロ。 ・授業が多いほど収入は増える ・授業が少ないほど休日は増える ・休日が増えるほど授業は減る（同じか） などなど、永久に「すればするほど構文」が作れるが、面倒なので英訳はパスす る。   しかしそれにしても、体験授業の依頼が減ったのは僕にとってプラスなのだろ うか。正直に言えば、 ・収入は減るが休みは増えて嬉しい ・休みは増えるが予備校からの信頼を減らしている などの譲歩構文がアタマに浮かぶ。   また一方で、体験授業の受講者数が減っていることを考えると、少人数授業が 苦手で１発勝負授業が苦手なタイプの講師であることも事実なのでプラスの面も ある。このあたりはヒマになった後日にもう１度考えてみたい。   日本史講師の Ｉ 先生がうるさく話しかけてくる。 ・長い休み時間は食事をするべきだ ・しかもゆっくりするべきだ ・したがって回転寿司がベスト ・同じネタ（の皿）が何回回ってくるかチェックするのもよし ・しかし食べるときは直接注文するのがよし ・したがって貴殿も回転寿司に行きなさい などと無意味にうるさい。「なんだよそれー」と適当にいなして食事に出ようと すると、 「そうですか、ついに回転寿司ですね。八幡には２つありますが・・・ （以下略）」 と実にしつこい。   絶対食べるもんかと南口に出て新しいラーメン屋へ。   ありがちな博多風ラーメンで、とくに旨くもまずくもない。替え玉（メンだけ お代わり）をするほどでもないので、まだ食べたりない。はっ。 シャポーの回転寿司が目の前に・・・。 おのれ、 Ｉ よ。貴様のせいで「ラーメン→回転寿司」というヘンなハシゴをする ことになったではないか。   回転寿司だと読書をしながらというわけにもいかず、エンエンと回転する不思 議な皿を見つめるしかない。 ・・・むむむ、あれは４周目ではないか？ これでは Ｉ の思うツボではないか。   講師室に戻って１０分ほど昼寝。   エイヤっと目覚めて最後のＤクラスへ。昨日あれほど「ムリしないでＣに落と せゴルア」と吠えたのに、昨日の出席者は今日も１人を除いて全員出席。ほぉ。覚悟はできた んだな、とハイパートークに移る。   疲れ果てたが帰宅すれば洗濯物がたまっている。   ドストエフスキーじゃないけど（読んだことないけど）、「そこに可能性が転 がっているときに無視できるか？」の精神が僕にはある。   作り置きのおでんを食べて、ビールを飲む。本も読む。   今年の授業も残り２日。授業だけではなく、全てをきちんと回していくことで 人生が前進すると僕は信じている。 追記：英語エッセイ文法編「疑問副詞のある疑問文」をアップしました。    これまでの日記はコチラ