予備校講師でわるかったな!





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歌詞を探す 1月5日
  今日あたりから仕事始めのリーマンも増えてくる。
  太陽の出ない時間に出勤するのも、今年は今日で最後である。


  予習の段階では「簡単すぎるか?」と思った長文の授業も終わりだ。
  授業実施前に書いて削除した日記の一部は↓。

>おかしいよなあ、どう見てもテキストが簡単だと思うんだけどなあ。「簡単さ 」を説明するのが難しいんだけど、ちょっと説明してみますね。
・本文が読めれば迷う選択肢がない
・本文が読めない生徒様にはわけがわからない
説明が難しいというわりにシンプルで申し訳ない。でも、ホントにそういう感 じです。これはこれで生徒様の実情にあってるのかもしれない。


  それぞれのクラスで6回ずつ授業をやってみたが、予想通りだったように思え る。
  生徒様の手元を見ていると、タイプは2つに分かれた。

・ちゃんと○×をつけている人
・正解まで解説した時点でもボーっとしている人

  βでは後者が多かったように見える。「何となく」読んで、「何となく」答え を出して教室に入るから、○×に対する興味がない、とでも言うのか。まあ今さ ら注意してもどうにもならないので、無視してひたすら説明を続けてみた。
  例によってチューターは僕を放置しているので(笑)、情報は入らず。いつも のように僕は僕なりの授業を提供しているので、ほっといてもらっても問題ない (ないのかね? ないのか?)。


  それにしても、どちらのレベルのクラスも量が多くて困った。
  何しろ長文を教えさせていただくのが初めてだから、僕が普通に使っている技 術(精読も設問処理もゴマカシの荒業も)を全部説明しなければならない。「あ る前置詞がなぜ重要な情報の予告になるのか」などといったド基本まで紹介しな ければならず、そのたびに、

「どうせこんなことは既に習っているんだろうなあ・・・」

という無力感も多少ある。そうは言っても説明しないと単語と和訳だけ読み上げ るというクソ授業(←汚い言葉だけど、そうじゃないですか?)になってしまう し、つらいつらい。


  授業を終えて帰ろうとすると、生徒様♂が相談にくる。
  この時期に英語はどうすれば、というショッパイ(と本人も認めていた)相談 である。受験生がこういう相談をするのは、自分の勉強に自信をなくしているこ とが多いので、

「迷ったらとにかく単語、熟語。暗記物は裏切らない。リズムが戻ってきたら総 復習。それでも迷ったら単語。悩むヒマはない」

と答える。話を聞いてみると、

「いつも長文はただ訳していたので、こういうヤリ方があるんだなあって、楽し かったです」

とのこと。小さなことだけど、やはり嬉しいご意見である。長文なんか、ただ訳 してても楽しくはないわな。


  帰宅して食事。
  冷凍してあった食品を解凍するのが中心。牛肉シャブシャブのミゾレ和え、ズ ワイガニ、ナスの浅漬けなど。ビールを飲んで、飲み残しのワインもカラにする 。椎名誠のエッセイを読了。今年初の読了だ。

  PCを開いて、この日記を書く。
  今はT−スクエアという古いグループの音楽をかけている。歌詞はない、いわ ゆるインストの音楽だ。これから日記をアップする作業に移り、バランタイン1 2年という安くはないが高くもないウイスキーの封を切るだろう。そしてゆっく りと本を読むだろう。酔いと疲れが僕に追いついたときに眠る。


  明日からはユルリとした流れの日常が帰ってくる。
  新年度に向けて知識や精神の充電を計りながらも、今年度の最後をうまく迎え なければいけない。歌詞は自分で見つけるのだ。
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