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ゆるやかにモーツアルト |
1月12日 |
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3時前に寝たわりに8時半に目覚める。
寝坊する予定だったので朝食の食材がない。リンゴとヨーグルトを食べ終え、
新聞を読み終えたら10時。外はいつもより暖かいらしく、寝室が温室( hothouses )状態にな
っている。いい気分だ。昼寝(2度寝か)するかな。
真冬の好天気のなか、世間様は忙しいのだろうな。
・リーマンは「ああ〜、これから2ヶ月も3連休がないじゃん」と仕事に向かう
。1月の月間売り上げ目標を設定される。1月は最初の3日が休みのうえに、月
の前半は「おとそ気分」で営業しにくい。それなのにノルマは例月に近い数字。
・受験生は「ああ〜、本当にあと10日足らずでセンターが来るのか」と机に向
かう。私立大の願書の締め切りが近いことに気付く。1月に入ったら赤本の2回
目をやるつもりだったのに、まだ通年授業の復習が終わっていない。
などなどを想像しながら、ユル目の予備校講師は陽だまりのベッドの中でうた
た寝をむさぼる。やっぱり、人様が頑張っているときに自分が頑張らなくていい
のは最高だよな・・・。
12時半に目覚めて、朝食を取りに出る。朝食ね。
野菜が高いのをいいことに、いつもの韓国料理店でイカポックン(イカと野菜
の甘辛いため)。今日は仕事をするつもりがないから、食材購入の前にまたまた
CD屋さんに寄る。平日の早い午後だから空いている。
お目当てはモーツアルト。
今年は彼の生誕250年ということで、ちょっとしたブームだとか。実はクラ
シック音楽のためにお金を使うのは今日が初めて。よくわからないけど、オスス
メされていたCDを2枚買う。ミスチルも試聴したけど、これは買いだすとキリ
がないから断念。
モーツアルトを聴きながら読書。
もちろんコーヒーを入れて、ソファでくつろぎながら。のんきだなあ。
音楽のよさは繰り返して聴かないとわからない。ピアノ協奏曲第26番「戴冠
式」。グルダという人の演奏とか。曲名もピアニストの名前も全く知らない。
おともの本は永井荷風『断腸亭日乗』。このマッチングが適切とはとても思え
ないけど、まあいいか。ゆるゆると遅い午後の時間が流れていく。
5時前にプールへ。初泳ぎ。
汗をたっぷりかく快感を味わい、帰宅して夕飯をつくる。昨日飲んだ本八幡の
「キヨハラ」で食べた肉豆腐を再生してみる。キュウリもみを作り、旬が近くな
ってきたホタルイカ。これも初物。出し巻き卵を焼いて、イワシのつみれとシメ
ジで中華風の小鍋。
肉豆腐は「なお検討の余地を残す」程度のデキだったが、最初はこれで充分だ
。ビールを開けて、酒井順子の気楽なエッセイを読む。
ゆっくりと夜は更けていく。
そうだ、これからワインを飲もう。まだモーツアルトが1枚残っているのだ。
いや、さっきのを聴き直そうか。
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