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あってもなくてもがんばれる 2月15日   受験生の皆様、お元気ですか？   ってワザとらしい書き出しですね。実際に意図的なんですけど。今日もパラ フレイズが下らない私です。   １５日となると、私立理系の人はほとんど終わりでしょうか。   私立文系は残り数日って人が多いですかね。「え。おれ、記念受験の早稲田 が残ってるんスけど」って人もいるでしょうね。しかし、記念受験って一体な んでしょうね。そんなの、１０年経ったら全く覚えてないに決まってるじゃな いですか。なーんて毒を吐いてみたりしてね。   今日は久しぶりに自宅でまったりです。   ２日連続で来客、久しぶりの都会酒（←こんな言葉はないかな）ということ で、ちょい人疲れしたものですから。８時間眠って１０時過ぎに起床しました 。   例によってひたすら読書。   合計で５時間ほどだったのに読了はなし。５冊くらい平行して読んでるとこ ういうときもあります。その１冊で、面白い表現に出会いました。 ＞旅を続け、毎日が昂奮状態にあると、旅行中に得た知識・経験は整理整頓の 機会を失う。消化吸収し、血肉となすためには、それなりの時間が必要である 。   なるほどって感じです。   今月の僕は一切の仕事を放棄して（勉強はコソコソやってるけど）旅や来客 やお出かけなど新しいモノを見てばかりの状態です。大したもの見てないだろ オイっていう感想もあるかもだけど、ちょっと落ち着いて立ち止まってみない といけないなあと思います。   受験も終盤戦になってくると、前述のように「ここは記念受験だから」なん ていう後づけの理由で勉強が手抜きになってくる人がいますよね。   特に早稲田を受ける人の場合「やっぱ早稲田はダメでした」っていう受験後 の感想が多いんですよね。もちろんそれだけ難しい大学であるのは事実だし、 あくまで講師の僕からの視点ではあるにせよ、「この生徒は受かるはずだった のに・・・」と残念に思わされることもケッコウあります。人生は締め切りの ない戦いですが、受験は締め切りのあるモノなんだから、もう一息頑張ってく ださいね。   夕方の５時半になって疲れたので昼寝です。   グッスリ眠って７時にニュースを観たら、やっぱり中心の話題はオリンピッ クです。日本はいまだにメダルなし。スピードスケートで（色はともかく）１ 枚くらいゲットかもなあと期待してたんだけど。アテネのときと違って予想エ ッセイを書かなかったのは、そのあたりの「あんまり期待はできないよな」っ て理由もあるわけです。   そろそろ先日の旅のエッセイでも書こうかとＰＣに向かうけど、何も出てこ ない。   体験なり見物なりしてすぐに文章に直したくなることもあれば、文章に変わ るまでに時間の経過という成熟が必要な場合もある。締め切りがあるわけでは ないから、書けないときには書けないままでいるのもイイってことでしょう。   そこでまた読書に戻りました。   読書にも締め切りはない。もちろん僕なりの長期的な視点に立った目的があ って多読をしているわけだけど（僕は無目的な行動を好まない）、その目的が かなうのか・かなわないのか・かなうならいつになるのか、それらが全くわか らない。それでもまあ、いつかは自分に帰ってくるはずだと思いながら読むわ けです。「締め切りがあるのもないのも善きこと哉（かな）」ってわけですね 。なんか武者小路実篤みたいだなあ。   とブツブツ思いながら「ネギ間鍋」でビールを楽しんじゃう一日の終わりで した。    これまでの日記はコチラ