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ハマの風は熱いぜ! |
4月10日 |
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好きな人に会えると思うと、
どうして朝がさわやかなのだろう?
なーんて青春小説の書き出しみたい(しかも文章がヘタクソ)になったのは『純情きらり』のあおいさんを見るため。いい年してしょうもないですね。
それにしても、これを観るために日曜日以外は8時15分より前に起床しなければいけないのだろうか。職業柄、夜が遅いからかなりキツイんだがな。まあ、連ドラは再放送がたくさんある(BSでも週末にまとめてやっているし、様々な時間帯がある)からどうにかなるだろう。ストーリーはどうでもいいし(良くないか)。
朝食のためにご飯を炊く。
起き抜けだと固形物が口に入らない体質だが、水につける→炊くとなると1時間くらいかかる。だからご飯を朝食にするのは3ヶ月に1回くらい。今日は珍しくその気分になったわけがある。
「ワサビ漬けで熱いごはん」
というフレーズが昨晩アタマに浮かんだからである。単純だよな(-_-)
10時前から活動。まずは読書。
『急な青空』南木佳士を読了。
このエッセイの著者は芥川賞作家にして現役医師とのこと。すごいな。うつ病
をわずらって苦しんでいるようだ。
コシマキ(本の帯)にあるように「ゆるやかな坂を下りながら、生きる」静か
な生活を描いている。坂は人生のことである。病気の影響もあるのだろう、人生
もどんどん終盤戦なんだよなと自覚する日々らしい。
文章のトーンからして著者は60歳過ぎくらいかと思ったが、僕より19歳年上で
、本書はほぼ5年前に書かれた。つまりあと15年くらいしたら僕もこういう心持
ちになるのだろうか、としみじみしながら読んだ。
しかし「自裁行為(信原注:自殺のこと)に適した枝ぶりのよい木を探し」た
とするわりには、書くことから生きる決意をあくまで控えめに示している。名著
ではないが少し人生がイヤになったときに読めばいいのではないか。いい本だよ、これ。
11時過ぎからちょこちょこと仕事。
今日からは本当の「通常営業」になる。休日は木曜と日曜で、月曜日が城南。その他の曜日は市進で、全て現役生授業だから夕方から夜がホンバン仕事の時間ということだ。ホンバンってカタカナで書くとなんかエッチだな。
お昼に3日分の食材の買出し。
3日分にはちょっと足りないかな、くらいで買うとちょうどいいことも知っている。適切な仕入れができたことに満足して帰宅。朝に炊いたご飯があるから、遅めの昼食はカレー(さすがにレトルトですよ)にしよう。まだ空腹にはなっていないので、夕飯の仕込み。
1、カブの浅漬け(コブ茶で味をつける)
2、鶏ササミを茹でる(後述)
3、切干大根と油揚げの煮物(これは完成させて暖めるだけでいいようにしておく)
さて城南横浜校へ出陣。
美人すぎて迷惑というウワサのある(よっこらしょ)A野チューターと事前の打ち合わせ。いつものように僕は「オレ流」でしか授業をするはずがないので、打ち合わせと言っても世間話である。
生徒名簿が個人の名前抜きで講師に渡されるようになった。
つまり高校名と成績と昨年度在籍クラスだけが載っているわけだ。
僕「・・・これ、カイゼン?」
A「いえいえ、いや、いやいやいや」
僕「どっちなんですか」
A「えっとえっと」
僕「国民背番号制じゃないんだからさあー」
A「ててててか、てかてか」
僕「あんたはアホか」
それは確かに個人情報保護は大切である。
しかし、ここまで来ると何かがおかしくはないか。全ての人間になぜ固有名詞が与えられているのか考えてみればすぐにわかることだ。こんなことを突き詰めていけば、僕なんかは「講師を紹介します。英語科講師のN先生ですッ!」という扱いになるではないか。それに対して僕は、
「はァーイ(ここ巻き舌)みなさん、はじめまして、Nです」
とでもやればいいのか。やるべきじゃないのか。どうなってるんでしょうね。
お次に僕の担当クラスの生徒数について。
1、AL・CP合同クラスが減少。
2、IM・EX各クラスが激増。
僕は人数が多いほど授業が良くなるタイプなので嬉しいが、ちょっと詰め込み過ぎなんじゃないのかね、とAチューターに詰め寄るが交わされる。ちっ。
教室へ。
大まかに言えば、どのクラスも意識が高くてやりやすかった。特に良かったのは初講にもかかわらずたくさんの質問が来たこと。初講はどうしても説明の絶対量が多いから量が少なくなるというパラドックス(=一見すると辻褄があわないけど、実は正しいこと)があるため、質問項目が増えてしまうのだろう。
言い換えれば、それだけちゃんと初回から予習をしてきているということだ。
ここで軽く市進生に注意を促しておくが、あなたは授業を受けて疑問点を発生させたことがあるか? 質問に行って、きちんとそれを解決したか?
もちろん質問に来いと言っているのではない(僕の理想は授業だけでカンペキに理解させ、必要な情報を全て与えることである)。問題意識を持って授業を受けているのか、と訊いているのだ。
ちなみに、今日の城南での質問数は、今年度の市進での質問数を超えていた。今日までの僕が校舎に行った回数は城南は1回、市進は今日まで22回である。生徒数に22倍の開きがあるはずもないのだがね、とイヤミはここまで。
授業後の質問のあとに、興味深いことをたずねられた。
「先生は去年、城南にいましたか?」
ちょっと笑ってしまった。城南は今年で(たしか)8年目である。横浜の現役を月曜日にやるようになって7年目。この4年間は非受験学年をやっていないから、年度初日に会う生徒様とは例外なく毎年「初顔あわせ」である。
ちょっと裏話をしておくと、城南の講師は複数の校舎にそれも週に何回もいく(つまり、城南を中心に仕事をしている)人が多いのだ。そうすると自動的に非受験学年を担当することが多くなるから、顔が知られていくわけだ。
もう少しヘンなことを書いておくと、僕のように「月曜、横浜のみ」なんていうなめた態度の講師は少ないということなのよ。だからと言うわけでもないけれど、いわゆる「城南チック」な授業はできないしする気もないのだ。受験学年の1年(実質8ヶ月)が勝負になるのは、ある意味で予備校講師の華、というのは言いすぎだな、どー見ても(笑)。
質問をサバくのに40分ほど。
来週からは生徒様も「信原のヤリ方」がわかってくるはずだから、こんなことは減っていくだろうし、そうじゃなきゃいけないと思う。質問の必要がない授業ができるように準備を僕はしなければいけないし、逆に言えば生徒様もそれだけちゃんと準備をして受講してもらいたいものである(^_^)
帰宅してシャワー→料理→ビール。
前述の鶏ササミはごま油とトウバンジャンであえてキュウリとともにいただく。今日になって気がついたのは「鶏ササミは包丁で切るより手で裂くのがイチバン」ということだ。あれは繊維質だから刃物には向かないんだな。
他にも書きたいことがたくさんあったけど、キリがないので今日はこれまで。城南が始まって、僕も本格スタートなのだ。 |
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