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何もないのも素敵なこと |
4月20日 |
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2時半に寝て7時過ぎに目が覚めた。
しかし昨日の胃痛もあることだし、午前中は天気が悪いって予報だし・・・と
惰眠をむさぼる。次に目が覚めたのは11時半。たまにはよかろう。
すごい強風で止まっている電車もあるとか。
雨も降ってくるし、今日の独りデートは中止。胃の調子は戻っているが、スト
レスを知らないうちにためているかもしれない、と言い訳して読書。
『中高年からはじめる男の料理術』を読了。
基本的に良書。料理本は流行していて、特に「基本のキの字から丁寧に」とい
う本はかなり出ている。しかしそれらは購買層を女性に限定している部分がある
。失礼ながら中高年が手にとってレジに持っていくことを想定した装丁ではない
こと。そこを突いたという意味では良い本だ。
一般に言われる「引退世代の男の料理」が芸術的すぎて日常にならないという
論点があるのもいい。
ただし、欠点も多少かそれ以上にある。詳しくは後日のエッセイに譲るとして
、少しだけ書いておく。
この本を買った読者は、その後半を読むほどに失望を覚える。これは最近の新
書にアリガチなことであるが、そこが非常に残念だ。
2時半になったら急に天気が回復。
愛車に乗って昼食を取りに行く。初めて入った中華料理屋で半チャーハンと半
ラーメンのセット。チャーハンはシラスが入っていて、やや和風。ややウマって
ところ。
書店とスーパーに寄って軽く買い物。
新書1冊と文庫3冊と参考書1冊。赤ワイン2本とビール2本とコーヒー豆。
ついでに衣料品売り場にも行って安物の靴下3足、室内着Tシャツ1枚。
天気が良くなってきたので、これなら独りデートだったかと思ってみてももう
4時近い。帰宅してまた読書。
さらに『落語的笑いのすすめ』桂文珍を読了。
落語家の文珍が慶応大学で担当した講義を採録したもの。落語にからめて笑い
を説明し、笑いにからめて文化を語るもの。もちろん口語で書かれているが、扱
っている内容はかなりお堅いものである。そして面白い。
さすがに大学の講義なんだなあと思わせられる部分もチラホラ。
>以前、韓国に行きました。暑い日で、政府の観光局の方が隣にいらっしゃるん
ですが、両方ともある種の緊張がありまして、「暑いですね。何度あります」と
か言うたら、「三十六度です」「三十六度ですか、暑いですな。しかし三十八度
以上は大変なんでしょうなあ」こう言うたんですよ。(教室の反応を見て)今も
、この大教室内はジャバジャバジャバという笑いでしたね。(中略)言い回しを
もう少しわかりやすくすれば、もっと笑えるでしょうし、一同が、ドッと笑える
のです。でもそれをあんまりやると、粋から離れますから、ジャバジャバを、鑑
賞者の部別化をすることで、私は楽しんでいるわけです。
これ、あるいはここまで説明されてもわからない大学生って結構多いんじゃな
いかって心配になってしまう。笑いは知性の一部なんだなあ。
5時前にプールへ。
25分で1050メートル。1キロ越えは久しぶり。あー疲れたなんてことはない
。このくらいは誤差の範囲。それにしても体重が落ちない。困る。
家に戻って久しぶりに英語の参考書を読む。
今すぐに役立つような内容ではないけれど、今ここで触れておいたことが講師
人生のいつか・どこかで役に立つはず。これは読書も同じことではある。
7時過ぎに夕食。
今日は冷蔵庫の余り食材を片付ける日だ。今日で期限切れになるのは、納豆、
卵豆腐、豚肉ロース薄切り、生のり。終末が近くなっているのは、切ってある白
ネギとシメジ、大根。
最初の2つはそのままで食べる。
豚肉はしょうが焼きにする。タレに前もって漬けないのが僕のヤリ方。
生のりは3日連続で80グラムくらい食べている。美味しくて安いけど、もっと
小分けにしてもらわないと一人暮らしの人には向かない。
白ネギとシメジはダシで煮て大根オロシとポン酢で食べる。
常備菜のキムチとラッキョウと手作りの浅漬け(カブとキュウリ)。
ビール700ML、熱燗1合。
この日記をアップしてから恒例の赤ワインとチーズ。イベントはなくても、日
常を積み重ねていく。ストレスは適度に消化するべきなのだ。
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