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日記とイワシ丼のおぼえ書き |
6月2日 |
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目が覚めれば9時過ぎ。
何かとってもエッチな夢を見ていた記憶があるが思い出せない。日記をつける楽しみは過去の自分を振り返ってみること。他人の日記を読む楽しみは他人の生活をノゾキ見ること。そういう意味でもかえすがえす読者と自分に申し訳ない。対象に自分まで入るのがすごいが。
BSで将棋の名人戦第五局二日目を観戦。
その後「N響アワー」(だっかかな)という番組に移行。TVはほっておくと勝手に次の番組を始めるのが長所であり短所だ。うまく観ればトクになって、うまく見せられればバカになる。
と書いてみたが、世の中のモノゴトは何でも同じだな。
その番組はNHK交響楽団のコンサートをまるまる実況してくれる。もちろん録画だが。
今日はたまたま3曲のうちモーツアルトが2曲で、その2曲(交響曲39番と同「ジュピター」)とも僕が知っているものだった。こういうことがあると少し嬉しい。
ヒマなので昼飯をちゃんと作る。
昨晩のオカズで余ったイワシの刺身がヅケにしてある。久しぶりに寿司飯を作るか。ところが酢と砂糖の分量を忘れてしまった。ええいままよと配合。
寿司飯レシピ
・ご飯1合
・お酢大さじ1+砂糖小さじ1
・全部混ぜる→バリウマ
素晴しい公式だ。
見事なイワシ丼であった。ノリとショウガの千切り、青ネギの小口切りを忘れずに。ショウガは針のように細くしないとノドにつかえるぞ(実際につかえたわけだ)。つまり、日記は僕にとっての備忘録である。読者にとっては・・・特に利益はない。ないのかよ!
午後はちょっとした原稿作業。
某予備校に求められたものだが、参考程度なのでペイはなし。それは構わない。だから15分くらいでチャチャと作ろうとしたが1時間かかる。金を請求したいが、それは誤りというもの。無給の仕事は目イッパイ手抜く(またはそんなものはやらない)のが大人のツトメであろう。
いつものように読書。
『喰いたい放題』色川武大を読了。
好著。イロカワタケヒロの本名よりも、阿佐田哲也のペンネームで知られる作
家だろう。『麻雀放浪記』に代表される阿佐田の作品についてはいつか熱く語り
たいと思ってはいるのだが、今日は日記なので。
この数年はできるだけ故人の本を読まないようにしている。もしそれが面白か
ったら、新たなる喜びを得る=同じ著者の別の本を読むチャンスが少ないからだ。
しかし今回、本書を手に取ったのは「復刊企画」だったからだ。多くの良書は
、出版社の財政的な事情で廃刊になってしまう。売れるか売れないかが出版社の
プライドになってしまったという反省から、最近は「復刊」も増えてきたようだ
。僕はその風潮を支持しているから買ってみたわけだ。
本書は題名の通り、食に関するエッセイ。
すでに20年ほど前のネタが多いのは仕方がないにせよ、それでも文章で魅せる
ことができるのがこの著者。内容より文体を重視する読書好きはお試しください
。
ニュースのネタから少々。
村上ファンドの総帥(っていうのかね?)村上Y氏にインサイダー取引の嫌疑がかけられた。くくく、痛快。もちろんまだ確定していないことだが、同じように感じた人は多いのではないか。
以前、某リーマンD氏と「あいつはうさんくさくないか」と印象だけで世の中を研究した記憶がある。しかし、さすがに「そもそも、顔がうさんくさい」というだけでは立証できなかったのだ。
世の中のニュースなぞ見ていると、誰も「ってか、顔がうさんくさいよナ」という批判をしていなかった(当然だ)。でも、やっぱりそう思ってた人もいるんじゃないか。俺だけかな。
というように、日記というのは完全な印象だけで勝手なことを書く権利が書き手に与えられる。
しかし、執拗な個人攻撃みたいなことはするべきではないし、その一方で「なんつームチャクチャな話だ」と感じながらもついつい読んでしまうこともある。そう、ここまで読んでしまった貴兄のことよの。「貴兄」の女性版ってのはないのかな。
カップラーメンで2回目の昼食をゴマかして校舎へ。
Cクラスでも復習テスト。予想に違わずひどいデキの悪さ。前3回のテキストをコピーしただけなのだが、半分も正解できない生徒様が3割くらい。10割できろとは言わないが、もう少し何とかならないか。軽く説教と重めのイヤミ。
入試というのは究極的に、
「同じように見えて同じじゃないけど、よく考えると同じことじゃん」
という問題を得点できるかどうかを試すものだ。それ以前の前提として、全く同じものが解けなくては話にならんではないか。思い当たらない君は、今すぐに真っ白のテキストでやったことのある問題を解いてみるように。わかったと思っていることにはたくさんの pitfall (落とし穴)があるのだぞ。
帰宅して鮭のハラス焼きなどでビール。
厚揚げと切干大根の煮物もさりげなく後方援護。
このように、日記とは生活の不必要な情報を大量に盛り込み、読者の淡い期待を裏切るものだ。
とカッコよくまとめてみたが、果たして、我が日記に淡い期待を寄せている読者がいるのかどうかが不安な一夜。思っていないことをイケシャアシャアと書くのも日記なり。それでは。
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