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手順は大切 |
6月5日 |
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話にならない大寝坊。
土曜日曜と頭の悪い犬のようにかけずり回っていたから疲れていたんだろう。将棋の棋聖戦があったのだが。
今回の棋聖戦は挑戦者の鈴木八段が「戦法予告」をした。
先手後手は当日に決まるので「先手ならこれ、後手ならこれ」と言っておくわけだ。一般的にはそんな予告はしないものなので興味深い。予告された佐藤棋聖が必ずしも有利になるわけでもない。プレッシャーがかかるだろう(結果は予告をした鈴木八段の負け。しかも作戦負けっぽいんだがw)。
天気が悪い日が続くので、毎日のように洗濯をしている。
スカッと一日晴れていれば1発で干し終わるのだが、一日在宅することが少ないから(一応は社会人である)乾ききらない。そして何より湿気が高いから一気に乾かない。
洗濯機は洗うものがイッパイにたまった時に回す、これが電気代と水道代節約のコツである。
しかし昨今の状況(昨今は大げさか)ではそうもいかない。独り暮らしなのに2日に1回も洗濯するのはつらいぜ、と洗濯機を回してから買い物へ。
いつものように3日分の食材。
野菜はジリジリと安くなっていく季節だが、昨今の(しつこい)悪天候で(これもしつこい)日照不足→値段高騰が心配される。野菜嫌いの僕でも心配である。「主婦じみるのも度が過ぎるのではないか」という感想も予想されるが、将来の夢の1つは「主夫になること」なのでお許しください。
スーパーで買ったミニ中華丼とカップラーメンで昼食は済ませる。
節約のために授業の休み時間に食べるオヤツも買っておいた。千葉から横浜へダッシュ。
関係詞ということで授業は難航。
ここは講師も生徒も頑張りどころ。このページを利用している賢明な生徒様は「語る」をうまく利用するべし。
ところで、今日も毒舌トーク。
「だからさあ、単に先行詞が mountain だからって関係副詞の where を選んでくるってのが脳みそ使ってないってことなのよ」
最前列の女子が予習で解答としてきた where をサッと隠す。
いやいや、僕が責めているのはそうじゃない。間違えたことじゃなくて、間違いに至るプロセスがおかしいことを指摘しているのだ。
不変の方針として、特に初めて扱う項目は、解答の正否を突くのではなく解答への道筋を突くことがある。
理解のないリーズニングで答を出したり、答が当たってしまったりするのが受験勉強において最悪のことなのだ。その当たりを「グサッ」と突き刺されるのが伸びる瞬間であり、伸びるチャンスである。
しかも僕が持っているヤリは非常に刺し味がいいので、そのまま倒れそうになるかもしれないが、そこが大切なトコロ。「あいたたたったた」という瞬間が多いほど有効なのが僕の授業だ。痛みのないところに、前進はない。
質問少々をこなして帰宅の電車。
グリーン車ネタの続き。
「席を移動するときには移動した席でスイカを再びタッチしろ」
という指示が掲示されているが、あれは間違いではないか。「離れる席でタッチして(ランプが赤になる)、着いた席でもタッチする(ランプが緑になる)」のが正しいはず。
電車を乗り換えるときは「降りる前にタッチ、乗り換えてからタッチ」と指示しているのだから。たぶんそうだと思う。違うのかしら。さすがに混んだ電車で実験はできんしのう(テツは意外に人目を気にする)。
もちろん車内でも読書。
『ラクして成果が上がる理系的仕事術』鎌田浩毅を読了。
類書が多い中では良いほうだろう。知的アウトプット(具体的には文章を書くこと)の効率を上げるための具体的な指南書。
面白いと思ったのは仕事環境の整理。
クリアファイルを50枚くらい用意して項目別にポンポン放り込んでおくとか、常に数種類の仕事を気が向いた順番にできるようにスペースを確保するとか。僕のようにリビングの机が食卓と書斎を兼ねるという環境にある人にとっては、羨ましくもある話ではある(まあ、僕の場合はリビングが一番落ち着くというのもあるにせよ)。
共感したのは「棚上げ法」。
これは一時的に頭脳の動きがストップしてしまった仕事は後回しにして、次の知的作業に移ってしまえ、というもの。この考え方は前述の仕事の手順にも通じるし、僕の日常生活も同じ。全ての家事は並行してやることで効率を上げ、読書は常に3冊以上を読みかけにして、仕事もHPの作業も常に数種類をやりかけにして気が向いたものから処理している。たとえば、この日記も書きたいところから書いて、あとで時間順に構成しなおすことが多い(ちなみに今日はこの感想文から書いている)。
全体として、仕事や勉強手順のスピードアップを図りたいと思っている人はとりあえず立ち読み、といったところだろうか。
帰宅してフッコという魚の刺身。
これは出世魚であるスズキの名前。コッパ→セイゴ→フッコ→スズキと成長するにつれて名前が変わるわけだ。で、お味はいかが?
それはわからない。たまにはビールの前に日記を書くからだ。それでは。
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