各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
節約は難しい |
6月7日 |
|
8時起床。
あいまいな晴れ。とりあえず洗濯物は干せる。布団はかなり悩んだが、干す。終日にわたって怪しげな雲が出たり消えたり、取り込んだり干したり。
午前中はHPの作業。
10時になって決心して金策に走る。といっても、実家に電話をするだけではある。
「オレオレ。金が必要なんだ」
これはダメだな。流行が過ぎ去って、逆に新鮮な感じもする。
「父ちゃんか? 金、貸してくれよ」
これじゃあバカ息子である。僕は頭が悪いがバカではない。
というわけにマジメに説明する。
しかし、借金とはいえ金の無心(かねのむしん=金をせびること)の一つではるので、丁寧に話を進める。こういうときのために、というわけでもないけど、親との意思疎通はきちんと取っているので事情は理解してもらえる。とりあえず今日は電話ということで「話を通す」だけにしておく。
それにしてもまあ、実家に電話して「金貸せ」というのは気分のいいものではない。
僕は今までの人生で1回も借金をしたことがない。ローンのような分割払いもしたことがない。クレジットカードは借金の一種だが、それも常に毎月完済である。だから今回の「金貸せ」というのは非常に気分がヨロシクナイ。だからってマンションを一括現金で買えるわけもないんだけどさ。
電話を切ってから、真剣にローン返済のプランを電卓片手に考える。
借金額×年利率+借金額=A
毎月返済額×返済回数=B
このAとBが同額になればいいわけだが(当たり前か)、毎月返済額と返済回数を自分で決めなければいけない。変数XとYみたいな感じですかね。
少しでも早く返すために変数Y(返済回数)を少なくしたら、変数X(毎月返済額)が88万円などと出てきた。くぇぇぇぇー!
これもよく考えると(考えなくても)当たり前だ。
オトナになるのも大変だなあと電卓を放り投げて昼食は焼きソバ。外食を減らして節約せねばのう。
午後は読書。
『「性愛」格差論』斎藤環+酒井順子を読了。
副題は「萌えとモテの間で」。格差社会に関する真面目な本は飽きたので読ん
でみたが、これがなかなかの好著。
おたく、負け犬、勝ち組、ヤンキー。
これらの異種混合時代に共通する要素としての性愛に関する対談集。性愛とい
うのは一般的にセックスとからめて捕らえることの多い言辞だが、本書ではもっ
と広い意味のメディア(媒介となるもの)という意味で使っているようだ。
内容はフザけているようだがたぶん複雑で、日記の範疇では要約できないが、
だからと言ってエッセイにするのも難しそうだ。かなり突き詰めて精読する必要
があるかもしれない(ないかもしれない)。
とりあえずオススメは巻末の用語集。
『電脳やおい少女』「ニート」「ロハス」「ホイチョイ・プロダクションズ」
「自分探し系」『LEON』など、現代を語るために欠かせないキーワードの説
明が簡潔に記されている。
マジメな新書なんか紹介されてもなー、と思っている読者様にはオススメかと
存じ上げる。
プール750M→2回目の昼食。
ご飯を炊いてカレー。昨日書いたように、今年は時間があるのでこういう細かい節約もできる。しかしチマチマといじましいのう。
市川校へ。
どうも最近、文法の説明を丁寧にやりすぎているような気がする。いつもなら答えとペンチェックだけで流すところが、どうしても「ひょっとしてここの知識がないのでは?」と勘ぐってしまう。だから口頭説明や必殺メモ板書が多くなり、使う時間が増える。
人の大切な能力の1つに「省略」があるとはいつも書いているが、このあたりの学力の「つかみ」が非常に難しい時代になってきた。特に今年の市進はクラス編成が変わった(下位2クラスを統合した)から相対的にクラスレベルが低いはずで、今の「つかみ」はたぶん正しいはずだと思ってはいる。とりあえず来週からアンケートなので、そこで修正するべきはせねばならないだろう。楽しみだ。
帰宅してケータイを見ると着信履歴。
また知らない番号からだ。しかも我が家と同じ市内局番。この数ヶ月ワンギリ系の着信が多い。もちろんサギの温床になっているわけだが、知らない番号に自分からかけ直してしまう人がいるのだろうか。いるんだろうなあ(だからサギにあう)。ケータイ以前に電話恐怖症である僕には理解できない。
今夜のお菜はフッコのアラの煮付け。
節約と言えばランニングコスト、つまり毎日のように使うコストを減らすのが大切なのだが、ビールだけはカットできない。困ったもんですな。ぐびぐび。
追記:「健志、英語を語る」中級文法編『分詞構文』をアップしました。
|
|