各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
精神の疲労が蓄積 |
6月8日 |
|
8時起床。
アザヤカとは言えない目覚めは9時前だったか。
死なない程度に寝坊するつもりだったのだけど。
オーバーワークではないにせよ、多少(かなり)の気疲れがある。
ええと。最近の休日は2日とも外出していたのか。ならばヒキコモリハンサム
として盛り上がろう。まずは読書。
『ZOO<1>』乙一を読了。
コシマキにある北上次郎の論評「何なんだこれは。」に惹かれて買ってしまっ
た。北上次郎と言えば本名は目黒孝二、またのペンネームを藤代三郎というハイ
パー読書家である(関係ないが、『本の雑誌』連載の笹塚日記は非常に面白い)
。つまり北上のコピー1発で買わされたということになる。
読んでみたら僕の大嫌いなホラー小説。こぇぇぇ。
だいたい、ホラーというのは小説も映画も怖すぎるのである。怖いからホラー
なんだよとか言われそうだけど、こんなん読んで幸せな気持ちになれるのかと言
いたくもなる。しかしこのような反論は無意味だし、不毛だよな。
肝心の内容だが、上記のようにホラー読書経験が少ない僕の感想だと断ってお
くが、かなり面白い。たしかに「何なんだこれは。」である。
5つの短編小説集。そのうち4つが人格分裂系のストーリーであり、ありえな
いように見えて、しかしあるかも、あったら怖い、あったらどうしよう、みたい
なオソロシ話ばかりであるのだよ。
・一卵性双生児のカザリは母親に溺愛され世間にも可愛がられる。ヨーコは母親
に虐待され世間からツマハジキにされる。しかしあるとき、カザリが取り返しの
つかない失敗をして・・・。
・7つの横並びの部屋。それぞれに監禁された7人の女性には、端から順番に死
が訪れる。監禁されているのにその事実をどうやって知るのか。自分のいる部屋
に死がやってくるその日に・・・。
あああ、こぇぇぇ。要約しているだけで鳥肌が立つ。
「えー、どこがぁぁ?」
とか言ってるそこの
頭悪い系の女子高生、今すぐに買って読め!
実家に連絡がつき、訪問することになった。
全ての用件は金策。交渉ごとの1つではあるので、返済計画をPCに打ち出す
。それからワープロソフトを開いて文書の再入力。面倒ではあるが、形式を整え
て悪いことはあるまい。
ところで思いついたんだけど、世間のリーマン改めビジネスパーソンは、この
手の(有意義とは言えない)作業に忙殺されているのだろうか。
早い話が「××円だけ貸してくれ。××までに返すから」とだけ念書を入れれ
ばいいとは思うが、このような形式美のために時間を使っているのではないか。
カタチを整えることは大事だとは思うのだけど、下らない作業で「仕事をした」
気分になっているのではないか。まァ、愚民が集うのが社会であり組織だと認め
なくもないのだが。
実家に戻る。
ウイスキーのボトルなどが土産。これもカタチ作りではあるのだが。
話をつけるためのレジュメ(フランス語。英語では resume と綴る)を家族に手
提出し、夕飯を作る。「なめろう」と「ジャガイモの炒め物」など。
イロイロ話しているうちに泥酔。
老いた親を相手にボトル1本近く。なんのかのと疲れていたことはあるにせよ
、酔いすぎだ感じもある。
帰宅して軽い食事。
さすがに飲む気力はなく、ウーロン茶など飲みながらこの日記を書く。だいぶ
酔っているようなので今日はここまで。あと3日ほど授業をすれば、沖縄旅行だ
。
|
|